ちきりん氏、Kindleの担当者に書籍の「マーケット感覚」あり【イソスケのここだけ読んどけIT本】

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どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。

書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

itlifehack【at】mediabank.jpn.com
【at】は@

前回は『不格好経営―チームDeNAの挑戦』を紹介しました。

今回、第16回の書籍では「マーケット感覚を身につけよう」を紹介します。

月間200万PVの超人気ブロガーであり、多数の著作を発表しているちきりん氏が、「社会の動きがこれからどうなるのか」「いま何がいくらで売れるのか」などがわかるアンテナやセンサーといえる新概念「マーケット感覚」を解説するのが本書。その中から電子書籍に関する一節を紹介します。

■セール価格で書籍の売上が跳ね上がる
一般的に紙の書籍は「再販制度」に守られており、書店が勝手に値段を下げて販売することはできません。しかし、いまやスマートフォンでデジタルデータの書籍やコミックを読むことも珍しいことではなく、Kindleなどの電子書籍は割引セールも頻繁に開催されています。

ちきりん氏によると、「書籍は価格弾力性の低い商品だから、価格を変えても売上は大きく変わらない」という人もいるそうですが、書籍の市場全体としてはそうではないということが、電子書籍の登場によって証明されたといいます。

「電子書籍では、セール価格になった書籍の売上が瞬時に跳ね上がり、顧客は書籍に関しても、価格に対して非常に敏感」とちきりん氏は語ります。

また現時点で、書籍の価格について最も鋭い「マーケット感覚」を持っているのは、AmazonのKindle部門の担当者だといい、カドカワなど一部の出版社も、売上データを蓄積。消費者側にも「この本が欲しいけれど、セールを待とう」と考える人が現れる、今後は、今までより本の価格に敏感な人が増えるだろうといいます。

そして現在、出版界の人にその感覚が欠けているのは、能力の問題ではなく、業界の市場性レベルが低いという、環境の問題とのこと。そして今後その環境は、電子書籍の普及により急速に変わっていくとしています。

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執筆:イソスケ