Doctors Me(ドクターズミー)- 脳に外傷がなくても発作が起こる「特発性てんかん」とは?

写真拡大

てんかんという病名を聞いたことはありますか? けいれんなどの発作を起こすてんかん。その多くは、外傷を受けるなど、脳の障害から起こることが広く知られています。

しかし、実際は、脳の見た目に問題がなくてもてんかんの発作が起こる場合もあり、これを「特発性(とくはつせい)てんかん」といいます。 今回はこの特発性てんかんについて、聞いてきた医師の話をお伝えしたいと思います。

発作の種類

脳の見た目に外傷などが見られない場合の「特発性てんかん」は、自分の意思ではコントロール不可能な発作を起こします。 この発作の状態は様々な種類があります。大きく分けると「全般発作」と「部分発作」があり、さらに細かく分かれます。

【全般発作】
電気的な興奮が脳の広範囲に起こる発作のこと。多くの場合、最初から意識を失います。

●強直間代発作:
意識をなくすと同時に、全身が固まりつっぱって、ガクガクけいれんを起こす
●単純欠神発作:
意識をなくしてもすぐ戻って、ボーッとしているように見える

【部分発作】
電気的な興奮が脳の一部に限定されて起こる発作のこと

●単純部分発作:
意識がある状態で突然けいれんを起こす
●複雑部分発作:
口をパクパクさせたり、意味のない行動を無意識に起こす

どちらもその他様々な状態があります。

特発性てんかんの治療

脳を調べても外傷などの異常が見らない特発性てんかんの原因はほぼ不明ですが、抗てんかん薬で発作をある程度コントロールできるでしょう。
ですから、神経内科に受診し、発作に見合った抗てんかん薬を飲む治療になります。

医師からのアドバイス

抗てんかん薬をしっかり内服し、十分な睡眠をとりましょう。寝不足などで体に無理をかけないことが、発作を起こさないためには重要です。

(監修:Doctors Me 医師)