最年長は70代!タッキーの海外公演22万円〜に駆けつけた“婦人ヲタ”たち【ファンミレポ】
 アラサーは、20代のロスタイムのようなもの。

 30になったばかりならなおさら、「数字の上では30だけど、実質まだ20代よ!」と食い下がる人もおられましょう。昨日までの自分のことはわかっても、これから待ち受けるアラフォー、アラフィフではどんな景色が見えるのか? 見当もつかん、というのが正直なトコかと思います。

 たとえば、“大人のジャニヲタ”ってどうなんでしょう?

◆ジャニヲタというより陶芸教室の旅行!?

 先日、滝沢秀明さん主演舞台「滝沢歌舞伎」のシンガポール公演が行われました。

 これに伴いオフィシャルツアーが開催されましたが、参加料金は約22万円〜とお高め。メインターゲットは10代の少女よりは大人の女性だったと窺えます。こういうのに参加するのは、いい年して夢見がちで現実が見えない女たち、だと思いますか?

 ところがどっこい! 集合場所にそろった女性の大半は、ほがらかで節度ある大人の婦人たち。パッと見、ジャニヲタというより陶芸教室の懇親旅行を思わせるメンツです。

 薬指にはマリッジリングが奥ゆかしく輝き、ブルガリやエルメスの時計が上品にその手首を飾っています。参加者の中心は40代以上とおぼしく、最高はおそらく70代。次いで30代、20代と見て取れました。

 中には「ハネムーンで来た」というご夫婦も数組、また、年頃のお子さんを伴って参加された方もおられたようです。

 そこにお互い値踏みして牽制するような、ギラギラした空気は皆無。皆、仕事やら家のことやら、いろんなことをちゃんとしつつ“殿”(滝沢さん)の晴れ舞台に駆けつけた、心にゆとりのある人たちなのでした。

◆男性同伴がオススメ!?

 オフィシャルツアーでは観劇のほか、滝沢さんとひとときを過ごすファンミーティングがありました。今をときめくマリーナベイサンズのボールルームには約1300人(※1)のファンがひしめき、滝沢さんの一挙手一投足に熱い吐息をもらします。

 ハネムーンの新郎や付き添いのお父さんにハグするなど、男性客を気遣っていた滝沢さん。が、これを見てやおら歯がみする婦人ヲタ。

「えっ! タッキーが構ってくれるならダンナ連れてくればよかった!」とか、「次は絶対息子同伴で来る!!」とか、ついつい鼻息が荒くなってしまうのでした。この時ばかりはダンナも子供もタッキーを誘う“使える”撒き餌。置いてきたのが悔やまれます。

 で、そんな軽い動揺があったものの、早くも心はタッキーとの記念撮影に飛んでいます。

 テーブルごとに10人でタッキーを囲んで撮るのですが、この時、“殿”は手でハートを作ったり、アイーン! するなど、好きなポーズを取ってくれたのです。

「ねえ、うちのテーブルはどうする?」「ハートにしない!?」「“滝CHANnel”(※2)のポーズはどう?」「ああっ、先にハートやられちゃった!」とかとか、“乙女”たちが額を寄せて悩むさまは、まるで女子校の秘密会議のよう。

 世代を超えて、ほんわりと共感のリングがつながりました。

※【次回】世代で違うジャニヲタとしての楽しみ方

※1)ファンミーティングは600人くらいずつ、2回に分けて行われました。
※2)ジャニーズの公式サイト(Johnny’s net)で配信中の滝沢さんの番組。

<TEXT、PHOTO/みきーる>

【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。著作に『ジャニヲタあるある+』『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)、『ジャニヲタ談話室!』(イースト・プレス)、『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『パンダフルワールド』(アスペクト)など。『Gina』(ぶんか社)にて、「だてにジャの世は見てねぇぜ! ジャニヲタ魂!!」連載中。ジャニヲタ歴は、約20 年。グループを問わず応援する”事務所担”。mixiコミュニティ”ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru
●公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』