経済的な豊かさと幸せ度は、必ずしも比例するとは限らないようです。

OECD(経済協力開発機構)に加盟する国のうちで、自殺率の高い1位は11年連続で韓国、そしてハンガリー、日本がそれに続くと発表されたことが、欧米の掲示板で取り上げられていました。

 

OECDが出した2013年のデータによると、自殺率の平均は10万人につき12人で、それが韓国だと29.1人、ハンガリーがそれに続いて19.4人、そして日本が18.7人と追っています。

この数字に対する、海外掲示板の意見をご紹介します。

●ちょっと待って、え? 韓国と日本は明白だが、なんでハンガリー

↑自分はかなりたくさんのハンガリー人を知っているが、彼らは悲観的で陰気な気質だよ。

ハンガリー人だけど、確かに自分は悲観的で陰気である。

ハンガリーのお話が、「幸せに暮らしましたとさ」ではなく、「死ぬまで幸せに暮らしましたとさ」と締められているのが興味深い。

ハンガリーの国歌も内容が、昔のハンガリーはとても良かったがなぜこんなひどくなってしまったのかという内容で、最後はもっと良い未来を願っているとなっている。しかも暗い表現や悲しみ満載だ。

↑これが国歌さ。
[動画を見る]
Gloomy Sunday - The Hungarian Suicide Song - YouTube
(自殺者の出る曲として有名な1933年にハンガリーで発表された曲。:暗い日曜日 - Wikipedia)

(※本当のハンガリー国家)
[動画を見る]
National Anthem of Hungary Instrumental with lyrics - YouTube

●父親はソビエト軍にいたのでブダペスト(ハンガリーの首都)に住んでいた。人も文化も食事もとても気に入ってたよ。

ハンガリー女性はとてもきれいなんだ、何を悲観的になることがあるんだ!

ハンガリーは男性主義度88、個人主義度81みたいに、とてもハイスコアだ。権力格差は46で、日本の54より低い。ちなみにオーストリアは11でドイツは35。
権力格差の大きいところはリソースを競争する社会となるので、人口密度がとても高い日本や、限られたリソースしかないシンガポール、近隣諸国と敵対している韓国など、どれもハンガリーは当てはまっている。

●明白だと言う人もいるが、なぜ日本や韓国では自殺率が高いの?

↑両国とも権力格差が大きく、成功や成績に強く重点を置くことが文化の中に根深く埋め込まれている。ほとんどの自由時間を働くように期待されたり、子供でも放課後の活動と称して12時間くらい学校にいることもある。
それが強烈な競争社会の環境を生み、結局は全員が成功できず、ストレスを緩和する時間もない結果につながっている。

韓国人はさらに外観に関して無遠慮である。整形手術の中心地で、することなすことを人にいちいち判断される。見た目が気に入らないと知らせてくる文化だよ。

●やったぁ。わがハンガリーがトップ記事になってる……。待てよ。

●金正恩氏によると、北朝鮮では自殺はゼロだそうだ。彼らに言わせると、天国より素晴らしいと戻ってくる人もいるようだよ。

●メキシコでは自殺は難しい。先に殺されてしまうので自殺するチャンスさえない。

●OECDだけじゃなければ、グリーンランドが確か1位だったはず。そして日本とアメリカの差も小さい。


確かに自殺率の高い国は、厳しい競争にさらされています。

背景にはさまざまな理由はありますが、少しでも順位を下げるためにストレスの少ない社会にしたいものですね。

11 years in a row, South Korea is No. 1 in suicide rate followed by Hungary and Japan

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