Doctors Me(ドクターズミー)- 虫なの? 野菜なの? 今話題の「ミドリムシ」ってなに?

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ミドリムシ、と聞いて皆さんは、どんなことを思い浮かべますか?イメージとしては、やはり小・中学校の理科の時間に習った細長い鞭毛(べんもう)のついた生き物を想像する方が多いかも知れません。植物のように光合成をしながら、鞭毛を動かして移動することもできる動物と植物の中間的な性質を持った生き物、というと何となく思い出す方も多いでしょう。

健康食品としても注目を集めているミドリムシですが、その実体とは? 医師に詳しく聞いていきましょう。

ミドリムシの正体は藻!?

ミドリムシ自体は体長0.05?という非常に小さな微生物。その体には0.07?と、体調よりも長い鞭毛が片側についています。その名前にはムシとついていますが、生物学的には藻の一種として扱われているようです。何と5億年前から地球に存在するという最古の生物のひとつです。

二酸化炭素と水だけで生息

ミドリムシは植物の性質を持ち、二酸化炭素と水だけで光合成をしながら生存していけます。ほかの植物と比べても二酸化炭素を取り入れて酸素を放出するという働きにとても優れており、二酸化炭素の濃い過酷な環境下にも耐えていける、地球温暖化の進む現代にぴったりな生物と考えられています。

健康食品として注目を浴びる、その理由

このミドリムシが最近では、じつは健康効果が高いという理由から注目を集めています。もちろん、生きている状態を直接食べるわけではなく、乾燥しタブレット状に加工したものが多くなりますが、ミドリムシ(ユーグレナとも呼ばれています)にはほかの食材ではなかなか摂取しにくい栄養素が豊富に含まれていたのです。
<気になる栄養素>
・野菜や海草のように豊富なビタミンやミネラル含む
・動物性食品のように、アミノ酸や不飽和脂肪酸などもたっぷり
つまり、人間の生存のために必要な栄養素を多く含んでいるわけです。そのため、日々の食事では不足しがちな栄養素を補う食品として注目を集めており、さらには食料の確保が困難な地域の補助食材としても期待を集めています。

医師からのアドバイス

まだ研究が始まったばかりですが、食材のみならず燃料の素材などとしても期待値が高まるミドリムシ。食生活のバランスに今ひとつ自信がない、という方はバランス改善に役立ててみてはいかがでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)