Doctors Me(ドクターズミー)- 打撲したところに「しこり」が…これって危険のサイン?

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打撲したところに「しこり」ができた体験は、ありませんか?しこりができると、不安になりますが、一体なぜこのような現象が起こるのか、医師に伺いました。

打撲後のしこりは、自然な現象

ヒジやヒザ、腕や足をぶつけた数日後に、しこりのようなものを感じると、骨折や筋肉の断裂といった重篤な事態を考えがちですが、多くの場合この原因は、ヒフや筋肉の奥で出血が起こり、これが固まったものだと考えられます。あるいは、打撲時にできた傷の治りかけのサインかもしれません。

傷の回復時に、ヒフが硬くなるのは正常

ヒフでも筋肉でも、傷ができて治るときというのは、少しひきつれ、硬くなるものなのです。これは、傷の部分に線維化という現象が起こるため。線維化は傷を少しでも小さくし、早く直すための生体防御の仕組みになります。

つまり、打撲だけでなく、切り傷においても、治癒の際には引きつれや線維化が生じるので、体の奥深くで起こった線維化、はしこりとして感じるということです。以上のことからもおわかりの通り、打撲の後のしこりは、危険のサインではなく、正常な反応といえるでしょう。

しこりを見付けたら……

これは、自然に治るのを待つ意外方法はありません。線維化は徐々に自然と吸収されていきますので、時間が経つにつれ、しこりが消えていくことが多いといえます。ある程度以上の大きさができると、吸収されるにも限界があり、いつまでも残ることがありますが、そのまま治るのを待つしかありません。

医師からのアドバイス

しこりというと、がん化したりさらに大きくなるのではないかと不安を抱いている人も多いかもしれませんが、この場合のしこりは無害といえるので、心配は不要。それでも不安な場合は、形成外科で切除することもありますが、新たに傷を作ることにもなりますので、担当の医師とよく相談するようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)