イタリアン料理とともに大人気になったオリーブオイル。美容と健康にはとても良いのですが、サラダ油と同じ使い方では効果がありません。

オリーブオイルのおさらい

オリーブオイルは他の植物油と違い抽出される際に加熱されない未精製の生の油です。また、不飽和脂肪酸(血中のコレステロールを調節する働き)が多く含まれており、特にオレイン酸は酸化しにくく固まりにくい性質で、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らし、動脈硬化の防止に役立つ善玉コレステロール(HDLコレステロール)は減らさないという特徴があります。老化防止のサプリとしても有名なポリフェノールを多く含んでおり、強い抗酸化作用があることでも注目されています。強い紫外線を浴びたりストレスや老化によって体内にできた活性酵素を取り除いてくれるのですね。

オリーブオイルの最新情報

オリーブオイルといえばオレイン酸! と言われてきましたが、実はオレイン酸とポリフェノールのどちらの効果が体に影響を及ぼすかという検証が行われました。オレイン酸の含有量が同じでポリフェノールの含有量が異なる3種類のオリーブオイルを一定期間摂取してもらったところ、ポリフェノールの多いオリーブオイルを摂った場合は善玉コレステロールがわずかながら増加し、中性脂肪が減り、悪玉コレステロールの酸化LDLは低下する傾向に。ポリフェノールの少ないオリーブオイルを摂った場合は善玉コレステロールの増加や中性脂肪が減る効果は確認できず、悪玉コレステロールは少量ながら増加の傾向があったとのこと。オレイン酸の効果よりもポリフェノールの効果の方が高く、ポリフェノール含有量が重要だということが示されたのです。ポリフェノールが多く含まれているのはバージンオイル。チュニジア産のバージンオイルのポリフェノールは他の10倍以上もあるそうですよ。

オリーブオイルは加熱し過ぎに注意

植物性油でも動物性油でも加熱すると変化します。その際に栄養価が損なわれるばかりか有害物質が作られてしまうのです。それを左右するのが油を熱して煙が出る温度の煙点。ポリフェノールが豊富なバージンオイルは煙点が一番低く、加熱調理には向いていません。サラダなどそのまま摂るのが一番。精製されたオリーブオイルでも204度とパスタ料理などに使うのが限度で、揚げ物などには使用しない方が良いでしょう。サラダ油と同じに使ってはもったいないですよ。


writer:しゃけごはん