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ヒトのペニス標本第一号は
一体どんな人物なのか!?

世界唯一の“ペニス博物館”を舞台に、大西洋を挟んだイチモツ自慢のバトルが勃発! 世にも奇妙なペニスの人類代表を賭けた戦いを描いたドキュメンタリー映画がなぜか「切なくて泣ける感動作」と話題に!

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深夜番組『クレイジージャーニー』でも紹介され、日本でも知名度を上げつつあるのがアイルランド共和国にある世界唯一の「ペニス博物館」。

「ありとあらゆる哺乳類のペニス標本を集めたい!」という“シッギ”・ヒャールタルソン館長の理解不能な情熱が突っ走り、個人のコレクションから世界が注目する珍スポットに大成長を遂げました。

そんな「ペニス博物館」に密着したドキュメンタリー映画『最後の1本〜ペニス博物館の珍コレクション〜』が全国順次公開中です。

きっとバカバカしい映画だとお思いでしょう。

実際に見てみると、シッギ館長をはるかに超えた大バカ物どもが登場して、“ヒトのペニスの標本第一号”をめぐるバトルを繰り広げます。ペニス自慢の男性は少なくありませんが、まさにワールドクラスのペニス自慢バトルが勃発するのです!

アイスランド代表は
300人斬りを成し遂げた男

「われこそは!」と名乗りを上げた1人目は、アイスランドでは知らぬ者がいないという元冒険家のセレブお爺ちゃん、パゥットル・アラソンさん(当時95歳)。
性に関してもかなりの冒険家で、カンケイを持った女性の数は300人を超えると豪語します。

「300人の女性たちを満足させてきたワシのペニスを提供してやるわい!」とアラソンさんは言うのですが、思わぬ落とし穴が! なんとアイスランドにはペニスの「法定サイズ」があるのです!

法律の起源には諸説があるそうですが、基準のサイズを下回ると離婚の理由にもなるのだとか。しかも人間は年老いるとペニスも小さくなっていくもの。

知名度も実績も申し分ないアラソンさんのペニスですが、法律で認められないサイズではシッギ館長もご満悦とはいきません。果たして95歳のペニスのサイズはいかに?

アメリカ代表は
巨根に○○を入れたカウボーイ

もうひとりの立候補者は、いかにもアメリカンな中年カウボーイ、トム・ミッチェルさん(当時60歳)。セレブなアラソン爺さんとは対照的に名もない一市民ですが、彼には“エルモ”と名付けた飛び切りの巨根があるのです!

さらにミッチェルさんには誰にも負けない熱意の持ち主でした。なにせ「“エルモ”を有名にするためなら、自分が生きている間に“チョン切って”寄贈したい」と前代未聞のオファーを提示するのです。

しかしヤル気があり過ぎるミッチェルさんは暴走を始めます。「標本第一号」のペニスに選ばれれば祖国アメリカにとっても名誉なはず。

そこでミッチェルさんは自慢の“エルモ”に星条旗のタトゥーを入れてしまうのです!

これにはタトゥー屋の店員もドン引き、もちろんシッギ館長もドン引きです!

ペニス対決が意外な方向へ
転がりはじめる!

映画『最後の1本』を観たひとの多くが、この“性器の対決”を笑い飛ばそうと劇場に足を運びました。ところが劇場では思わぬ現象が起きています。

もちろん劇場内は笑いに包まれるのですが、少なからぬ人たちが「笑い」よりも「感動」に包まれて映画館を後にするのです。

どこに「感動」してしまうのか、その勘所は人それぞれでしょうが、この映画を覆っているエモーションを一語に集約してしまうなら「さびしさ」です。それもあらゆる人の人生について回る「さびしさ」と断言しましょう。

シッギ館長は個人的な趣味から「ペニス収集」を始めたのですが、老齢にさしかかって感じます。「死ぬまでにヒトのペニスを手に入れてコレクションを完成させたい!」と。
館長にとってはもはやペニスコレクションは「オレが生きた証」なのです。

アラソン爺さんは考えます。「富も名声も手に入れたが、なにかを後世に残したい」と。

ペニスが最適かどうかは別の話として、誰もよりも恵まれた老人が最後に感じるのは「自分が忘れ去られるさびしさ」なのでした。

そして相棒“エルモ”を猛プッシュするトム・ミッチェルさんについては映画のネタバレを避けるためにここでは書きません。

ただ自慢の“エルモ”をちょん切ってまで埋めたい「さびしさ」の正体には、いくらミッチェルさんがキモくて面倒なオヤジでも心打たれずにはいられないでしょう。

事前にマスコミ試写で拝見した筆者は、あまりの切なさに試写室から飛び出しそうになりました。

ペニスに笑うものは
ペニスに泣く。

結論しますと『最後の1本』は、バカバカしい笑いを入口にして観客を誰もが共感できる“切なさ”へと連れて行ってくれる感動作でした。

「さびしさ」のあまり、とっちらかったことをしでかしたことがない人間がいるでしょうか?

ヘンテコなコレクションもペニスへの異常な執着も、はたから見たら「バカ」か「奇人変人」で片づけられてしまいます。しかしその人の胸の内を探ってみると他人とは思えないような悩みや苦しみが宿っているのです。

しかし「さびし」くても「哀しい」だけの映画ではありません。

ラストには最高に粋なハッピーエンドが待っているので、デートムービーにだって向いていると断言します。

まずこのタイトルの映画に誘う時点でハードルが高いでしょうが、人生の伴侶にしたい相手と大切なトピックを語り合うきっかけになるでしょう。ならなくても責任は持てませんが。