竹野内豊が泥棒で、妻は結婚詐欺師!映画『at Home』で考える“家族”という存在
「原作と脚本を読んだとき、内容的にはキツイ話ではあるんですけれど、希望が見えるのが救いでした。それに自分の中で物語に共感できたんですよね。いま、家族同士が傷つけあったりするような、あまりにも非現実的なニュースが当たり前のようになっています。『at Home アットホーム』は決して笑える明るい話ではありませんが、でも、そんな時代にこうした映画がひとつあってもいいんじゃないかと思うんです」と真摯に語る竹野内豊さん。

 公開中の主演作『at Home アットホーム』では、血の繋がらない家族を泥棒稼業で支えるという、今までのイメージにはない顔を見せています。一家の母役には松雪泰子さん、長男役に坂口健太郎さんと、共演者も豪華なんです。

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あらすじ
父・和彦(竹野内)を大黒柱に、母・皐月(松雪)が支える、3人の子どものいる笑顔が絶えない一家。一見、幸せに映る彼らだが、実は和彦は空き巣泥棒で、皐月は結婚詐欺師、家族に血の繋がりはなかった。そしてある日のこと、皐月が詐欺の相手に誘拐されてしまう。
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【YouTube】映画『at Home アットホーム』予告編 http://youtu.be/LZerFl50PcI

◆この物語の本当の始まりは、最後のシーンが終わってから

――特殊な家族の話ではありますが、本作を通じて、竹野内さんの思う家族という存在への思いに変化はありましたか?

竹野内:自分たちで作っていながら、非常に考えさせられた作品でした。“家族”ということに関しても、結局、答えって出てこないんですよね。それに、この映画が言いたいのは、答えを出さないということだと思うんです。この物語の本当の始まりは、最後のシーンが終わってから。観た方々の心の中で、余韻として残っていくイメージというか、それぞれのお客さんの心の中に映った家族の行く末が、本作の一番大事なものなんだと思っています。

――クライマックスの、銃が登場するシーンは観ているこちらも辛くなりました。

竹野内:あそこは、かなりハードなシーンを3日間で撮ったんですけど、結果的にはいいシーンになったと思っています。自分が演じた和彦の見せどころですし。映画全体としては、あのシーンも含め、家族といっていいのか分らないあの一家が事件に巻き込まれたことで、一人ひとりのバックヤードがだんだんと見えてくるところが見どころだと思います。彼らは家族ではないかもしれないけれど、でも人が繋がって行く様を感じられるんじゃないでしょうか。

◆「器械体操をやっていたので、意外と身軽なんです」

――昨年はバカリズムさんのドラマ『素敵な選TAXI』に出られたり、これまで以上に幅広いお仕事をされていますが、竹野内さんにとっての仕事を選ぶ基準とはなんでしょう。

竹野内:僕にとって、映画の世界が一番やりたいことだったんですけど、20代の頃は日本映画自体に元気があまりなかった。だから最近、念願だった作品がようやくひとつひとつできてきている感じなんです。だからやりたいことはたくさんあります。たとえばちょっとしたアクションとかね。

もともと中高生のときに器械体操をやっていたので、意外と身軽なんですよ。なぜだかそう見えない、動かないイメージがあるようですけど(笑)。

友達にも、バク転とかやるような感じには思えないって言われて。走ったりするだけでも、お、走ってる、走ってるって驚かれるくらいなんです(笑)。自分としてはアクションなんかも含め、やったことのないことにどんどんチャレンジしていきたいです。

だから基準というより、大切にしているのは探求心かな。今回の作品では、自分の中では意識してないんですけど、今までと違うね、幅が広がったねと言ってくださる方もいるようなので、違う一面を観ていただけたら嬉しいです。

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<PHOTO、TEXT/望月ふみ>

『at Home アットホーム』は全国公開中
配給:ファントム・フィルム+KATSU-do
(C) 映画『at Home』製作委員会
『at Home アットホーム』オフィシャルサイト http://athome-movie.com/