今予選初出場の長友「倍以上は取れた試合」

写真拡大

[9.3 W杯アジア2次予選 日本3-0カンボジア 埼玉]

 正直な感想だった。日本代表DF長友佑都(インテル)は「難しい試合を(失点)ゼロに抑えて、3点取れたのは良かった」と、3-0という結果を評価しながらも、「倍以上は(ゴールを)取れた試合」と率直に語った。

 スコアレスドローに終わった6月16日のシンガポール戦は先発出場が確実視されながら、前日練習後に左臀部の張りを訴え、急きょ欠場。この日が今予選初出場だった。前半はDF酒井宏樹が積極的にオーバーラップしていたこともあり、左サイドでバランスを重視。それでも機を見た攻撃参加でチャンスを演出した。

 前半は特に右サイドから再三、ゴール前にクロスが上がったが、なかなかタイミングが合わなかった。「あれだけ中に人がたくさんいると簡単ではないけど、ドンピシャで上げれば入る。上げる側の精度、中の動きの質をもっと高めないといけない」と課題を挙げる。

 同時に「外からクロスを上げるだけではダメ。間のスペースを突いたり、敵を混乱させる動きをしていかないと、マークはズレていかない。そこは自分の中で考えてやったつもり」とも指摘。シンプルにクロスを上げるだけでなく、深い位置までえぐったり、時には中に切れ込んだり、あの手この手を尽くした。

 後半34分にはFW宇佐美貴史からパスを受け、PA内で前を向いて自らフィニッシュにまで持ち込んだが、左足のシュートはGKに抑えられた。ボール支配率は73.9%。シュート数でも34本対1本と圧倒しながらの3-0勝利に満足することはできなかった。

(取材・文 西山紘平)


●ロシアW杯アジア2次予選特集