高校生以来の鮮やかミドル!? 吉田「気持ちがいいもんです」

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[9.3 W杯アジア2次予選 日本3-0カンボジア 埼玉]

 最後方から相手PA付近まで走り込む。MF山口蛍からボールを呼び込んだDF吉田麻也は、丁寧なトラップでシュート体勢を整えると右足を振り抜く。地を這うようなシュートはゴールネットを揺らし、チームに待望の2点目をもたらした。

 6月のシンガポール戦ではスコアレスドローに終わった日本代表。バヒド・ハリルホジッチ監督は今回のメンバー発表時から、引いた相手からゴールを奪うために「ミドルシュートを積極的に狙う」と話していた。「試合前から監督が何度も『ミドルシュート。ミドルシュート』と言っていましたし、ハーフタイムに『もっとミドルを打っていこう』と指示がありました」と吉田もその意識を持って試合に臨んでいた。

 カンボジアは5バックを採用し、守備に重心を置いてきた。中盤の選手もPA付近まで下がることで、敵陣には多くのスペースが生まれたいた。「僕やモリゲ(DF森重真人)のところでも押し込めていて、スペースができていたのでチャンスがあるかなと思っていました」。そして、チャンスを吉田は見逃さなかった。

「瞬間的に後ろが同数になりますが、それくらい大丈夫だと思った」と周囲を確認して前線に駆け上がると、山口からパスを受ける。「ボールをいい形で受けられればと思っていたのですが、トラップがうまくいきました」とトラップからのスムーズなシュートでゴールを射抜いた。

「ああいう感じのシュートは高校生以来です。気持ちがいいもんですね」と笑顔を見せながらも、「次のアフガニスタンの方がレベルが高いと思うし、アウェーで難しくなると思う」と8日に行われるアフガニスタン戦に気持ちを切り替えようとしていた。

(取材・文 折戸岳彦)


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