Doctors Me(ドクターズミー)- 【痩せる体質ストレッチ】肩甲骨のストレッチで目指せ背中美人!第3の脂肪細胞『ベージュ脂肪細胞』に注目!

写真拡大 (全7枚)

今回は肩甲骨周りのストレッチを紹介いたします。と言うと『褐色脂肪細胞』という言葉が思い浮かぶ人もいるでしょう。

褐色脂肪細胞は低体温や過度のエネルギー貯蓄を防ぐため、細胞内の豊富なミトコンドリアで白色脂肪細胞を燃焼させ、熱を生成する働きを持つ細胞です。このことから、褐色脂肪細胞が多い人や、働きが活発な人は太りにくいとされています。

褐色脂肪細胞の活性化については、今のところ以下の2つが報告されています。

1:食事による熱生産
特に唐辛子に含まれる低刺激性誘導体であるカプシエイト類を含んだ食品の摂取。

2:寒冷刺激による熱生産。
褐色脂肪細胞が分布する箇所を直接冷やしたり、冷水シャワーを浴びたり、温度センサーとしての働きを持つ手の平で凍らせたペットボトルを持ち、脳に『冷たい』という信号を送る。

以上2つです。肩甲骨周辺には褐色脂肪細胞が多く分布することから話が飛躍し、肩甲骨を動かすと褐色脂肪細胞が活性化される、と書いている記事もありますが、今のところ両者に直接的な関係がある事は報告されていません。褐色脂肪細胞の研究自体、まだ歴史の浅い分野ですので、今後の研究を楽しみに待ちましょう。

「なーんだ。肩甲骨を動かしても褐色脂肪細胞は活性化しないのか」とガッカリしないでください。たとえ両者に直接的な関係が無いとしても、肩甲骨周辺の筋肉を鍛えたりストレッチしたりすることは、タルミのない綺麗なシルエットの形成には必須ですし、筋肉による熱生産で代謝は上がりますし、肩凝りや頭痛の予防にも繋がります。

そして何より褐色脂肪細胞と似たような働きをする新たな脂肪細胞『ベージュ脂肪細胞』の発現と活性化には、どうやら運動は必須の条件となりそうなのです。

第3の脂肪細胞:『ベージュ脂肪細胞』とは?

ベージュ脂肪細胞は褐色脂肪細胞より更に歴史が浅く、その働きと名前が明示されたのは2012年で、ハーバード大学の医学部チームが医学誌『cell』に発表した時です。ベージュ脂肪細胞は褐色脂肪細胞とよく似た働きをすることから、次世代の肥満治療やダイエットサプリの一要素として注目されています。

褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞とで全く違う点をあげるとしたらその起源です。褐色脂肪細胞が、筋細胞と同じ系統から発生するのに対し、ベージュ細胞は白色脂肪細胞に何かしらの発現要因が加わって、褐色脂肪細胞と同じような構造を持ち、同じような働きをする細胞へと変化したモノです。そのベージュ脂肪細胞の発生や活性化には、寒冷刺激、もしくは運動が深く関係している事はほぼ間違いないようです。

運動時に放出される「イリシン」というホルモンとの関係。どの程度の強度の運動が適しているのか?どのぐらいの効果が期待できるのか?一度ベージュ脂肪細胞になったら、もう白色脂肪細胞には戻らないのか?など、今後の研究報告が待たれます。

背肉のタルミと猫背解消! 肩甲骨の動きをイメージして効果倍増ストレッチ2種。

ストレッチをする時、特別なにか意識している事はありますか?なんとなくポーズを真似ているだけ、という人が多いのではないでしょうか?

今回紹介するのは有り触れた肩甲骨周りのストレッチですが、肩甲骨の動きをイメージしてやることで、これまでには無い強いストレッチ感が得られると思います。


一度普通に伸びをしてから、下の写真を参考に、肩甲骨の上方回旋と挙上をイメージして、更に伸ばしてみてください。深呼吸をしながら30秒。これまでにないストレッチ感が得られると思います。

[肩甲骨の上方回旋]
[肩甲骨の挙上]
続いて、肩甲骨を開いて、閉じて、という動作を、呼吸に合わせて交互に繰り返します。

この時、肩甲骨の外転と内転をイメージして行います(胸を開いている時、肩甲骨は内転し内側に寄っています。両手を前に出している時、肩甲骨は外転し外側に開いています)。

[肩甲骨の内転と外転]
骨の動きをイメージしたストレッチは肩甲骨に限らず、全身で応用できます。ご自身がいつもやっているストレッチでも意識を変えるだけで、身体に違った刺激が入りますので、是非全身でお試しください。

〜パーソナルトレーナー:生西 聖治〜