ケイラー・ナバス(左)とダビド・デ・ヘア(右)【写真:Getty Images】

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 この夏の移籍市場も騒がせたのはマンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアのレアル・マドリー移籍騒動だろう。ケイラー・ナバスとのトレードで両クラブが合意に達していたが、期限までに手続きが完了せず、最終的に両者は残留となっている。

 この一件で、板挟みとなっていたナバスはかなり多忙な1日を過ごしたようだ。2日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 同紙によると、ナバスは移籍マーケット最終日である8月31日、マンチェスター行き予定の飛行機の中で、妻と代理人と共に離陸を待っていた。

 ユナイテッドが、契約書へのサイン前にメディカルチェックを現地で受けるために用意したチャーター便だったが、マドリーは手続きを迅速に完了させることを目的に、メディカルチェックをマドリーで行うことを提案するが、ユナイテッドはそれを拒否。両クラブが合意するまで約1時間半の間、ナバスたちは離陸することのない飛行機で待機していた。

 その後はマドリーのオフィスに移動し、メデルチェックを受けている最中に移籍にサインするという、なんとも慌ただしい1日だった。

 また、同紙は期限の0時00分を過ぎてすぐにマドリーがスペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長にデ・ヘア移籍を容認するよう電話を入れたが、「期限は決められているものであり、期限内に決められた書類が提出されていなけば手の打ちようがない」と告げられたと伝えている。

 この移籍騒動に際し、マドリーはオフィシャルサイトで「移籍が成立したなかったのはユナイテッド側が期限内にナバス移籍に関する手続きができなかったためだ」という声明文を発表。

 これに対し、ユナイテッドも「移籍が成立しなかったのはマドリーが期限内に手続きを完了できなかったから」という“反撃”の声明文を公表している。さらに、ユナイテッドの声明文によれば移籍市場締切の“数時間前まで”ナバスはマドリーの練習施設にいたことを明かしている。

 両クラブの主張にも食い違いが生じており、真相は謎のままだが…。

text by 編集部