冷奴やそうめん、うどんの薬味として。天ぷらや肉巻きなどの主役級でも美味しいシソ。漢方並みの栄養価があるってご存知でしょうか?

シソは脇役ではありません!

お刺身やツマの下敷きになっているからといって、脇役と思ってはいけません! シソ独特の爽やかな芳香はペリアルデヒドという成分で、防腐・殺菌作用があるのです。お刺身の下に敷いてあるのは、生魚にあたらないようにという古人の知恵だったのですね。また、ペリアルデヒドには嗅覚神経を刺激して胃液の分泌を促し食欲を増進させる作用もあるのです。夏の食欲が無い時でも、シソの爽やかな香りを嗅ぐと食欲が出ますものね。しかも健胃作用もあるというから驚き。陰干ししたり刻んだシソをシソ茶にして飲めば、腹痛や下痢にも効果があるそうですよ。

これでもかと栄養が豊富なシソ

ただの葉っぱなんて言ったらとても失礼。シソの葉にはたくさんの栄養素がこれでもかと入っています。特にβカロチン(ビタミンA)の量は野菜の中でもトップクラス!なんとカボチャの10倍以上とか。βカロチンは粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ったり、視力の維持にも必要です。不足すると口内炎になったり、夜目が効かない(暗いと見えない)状態になったりするので、きちんと摂っておきたい栄養素ですね。他にもビタミンB群、カルシウム、鉄分も豊富なのでこれらの栄養素が不足しがちな女性の味方だと言えます。

漢方として用いられているほどの作用が

シソは昔から葉っぱを蘇葉、種子を蘇子と言い漢方に用いられてきました。利尿、発汗、去痰、鎮咳として飲まれていたようです。もちろん健胃、下痢止めとしても効果があります。カルシウムが多いので神経を鎮めて精神を安定させる効果も。他にもαリノレン酸が豊富で、アレルギーを抑制し花粉症の症状を緩和してくれる効果まで! 栄養の高い野菜は食べにくい香りがあったり、苦味やエグみがあったりしますが、シソは独特の香りはするものの、食するのにとまどうほどではありませんよね。

比較的安く手に入り、調理もしやすいシソ。そろそろシーズンが終わるので、今のうちに積極的に食べたいですね!


writer:しゃけごはん