2日の練習でウォーミングアップする岡崎。明日のカンボジア戦は、あくまでもゴールにこだわる。写真:徳原隆元

写真拡大

 なにより求められるのは勝利であり、そのためのゴールである。
 
 圧倒的に攻め込みながらもまさかのスコアレスドローに終わったシンガポール戦で、不甲斐ない戦いぶりを見せたハリルジャパンの不動のエースは、今回のカンボジア戦を前に「(シンガポール戦の)嫌なものを取り除かないといけない。ゴールが必要になる」と短い言葉に力を込めた。
 
 最前線に入る岡崎からすれば、やるべきことはただひとつ。閉塞感を打破し、チームを勢いづかせるような一発をぶち込むことだ。
 
 岡崎はその責任の重さを把握している。
 
「(点が)取れなかったら、100パーセント自分が悪いんだという気持ちでやりたい」
 
 ハリルホジッチ監督からは、「そこ(ゴールに近いエリア)に陣取っていて良いと言われているし、点を取るために動いてくれと言われている」そうだ。そうしたプレースタイルは、所属クラブのレスターで求められているものとは異なるが、「結局はボックス(ペナルティエリア)内で仕事をしなければいけないのは一緒」と迷いはない。
 
「明日は何回もパスを呼び込み、それをゴールにつなげたい」
 
【日本代表PHOTO】カンボジア戦、アフガニスタン戦に向けたメンバー23人
 
 代表の1トップという役割について、「ゴールを奪うことを任されているポジション」と認識する。それだけに、ゴールへの渇望は強く、結果を出すことだけに神経を集中させる。
 
「この試合で点を取れなければ、自分はいらない存在だなと思うぐらい、点にこだわらないといけない」
 
 だからといって、変に肩に力が入っているわけではない。
 
 ゴールに貪欲に向かう姿勢は「元々、自分はそういう選手なので」と、岡崎にとってはあくまで“自然体”である。「ここまで来たら、いつもどおりの自分を出せばいい」と正常心で挑むだけだ。
 
 このカンボジア戦は、ストライカーとしてのプライドを賭けた一戦と言っていいだろう。
 
 過去を振り返れば、何度も期待に応えるゴールを決めてきた岡崎だけに、勝って当たり前という雰囲気が漂うなかで、“いつもどおり”にゴールを叩き込み、周囲を納得させるような活躍を見せてくれるはずだ。