夏バテで食欲がなくて痩せてしまった……でもラッキー! と喜んではいけません。夏バテが原因の夏痩せは、夏が終わって秋になると速攻でリバウンドしてしまうことが多いのです。

暑い夏に食欲が落ちていたのはどうして?

人が食事をすると、消化のためにエネルギーを使い、体温を上げることで熱を放出します。夏は気温と体温の差が小さくなるため、体内の熱を放出するのが難しくなってしまうのです。これは、熱が籠ってしまうということ。脳は、これ以上体温を上げないように、食べ物を食べないようサインを出します。それが、夏に食欲が落ちるということなのです。この状態が続くと、体がどんどん痩せていく夏痩せとなってしまいます。冷たいものを飲み過ぎるのも、内臓を冷やして消化機能が落ち、さらなる夏痩せを招きます。

“夏痩せ”で筋肉も痩せているはず……

夏痩せで体重が減ったと喜んではいけません。なぜなら、食欲が落ちて体重が減ると、脂肪だけでなく筋肉も落ちているからです。筋肉は体の中でも最もエネルギーを消費する場所です。筋肉が少なくなるということは、基礎代謝が落ちてしまうということなのです。一度落ちた筋肉をまた増やすのは大変なことですが、秋になって涼しくなると増してくるのは食欲。筋肉が少なくなった状態で“食欲の秋”とばかりに食べ過ぎてしまうと、エネルギーとして使いきれない分は、すぐに脂肪として蓄えられてしまいます。

秋にリバウンドしやすい“夏痩せ”を防ぐには?

夏痩せによって筋肉が少なくなってしまうのがリバウンドの原因ですから、筋肉を減らさないようにいまから運動をするのもリバウンドを防ぐひとつの方法です。だいぶ涼しくなってきたので朝や夕方の比較的涼しい時間に20分程度ウォーキングをするだけでも違います。運動をすることで汗をかきやすくなるので、体内に籠った熱を放出する効果もあります。きちんとお湯を張ったお風呂に入るのも、汗をかきやすくなり効果的です。内臓を温めることができるので、夏の食欲を維持することができます。そろそろクーラーの使いっぱなしや、冷たいものの食べ過ぎ・飲み過ぎも控えましょう。


writer:岩田かほり