得点力不足解消へハリル「6つか7つのソリューションを提示した」

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 日本代表は2日、埼玉スタジアムで公式練習を行い、3日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦に向けて最終調整した。ハリルジャパンで初となる2日連続の非公開練習。「昨日(1日)は戦術のトレーニングしかしていない」と話すバヒド・ハリルホジッチ監督は、6月16日のシンガポール戦で無得点に終わった攻撃面の改善に時間を費やした。

「シンガポール戦のプレーに関しては、そこまで悪くなかったと思っている。最後の決定的なところで少し失敗してしまったが、そのために今回、ゴール前のトレーニングをたくさんした。最後のシュートのところで確固たる決意を持って、集中してシュートを打ってくれという話をした」

 カンボジアが5バックを敷くと予想するハリルホジッチ監督はさまざまな攻撃パターンをテスト。FW宇佐美貴史は1日の練習後に「形をしっかり頭に叩き込むというか、こういうときはこうしようという意思統一の練習をやった」と説明する。

「6つか7つのソリューション(解決法)を提示して、ゴール前に行く練習をした。我々が16m(ペナルティーエリア)の中に入っていこうという話もした。時々はPKを誘えという話もした」。トレーニングの一端を明かす指揮官は、試合の中で「6つか7つのソリューション」のうちどれを選択するかは、「選手でも監督でもなく、試合の状況が決める」と指摘。その内容は難しいものではなく、至ってシンプルな意識付けだったようだ。

「例えば中盤でミドルシュートをほとんど打っていない。それからダイレクトプレー。それがダイアゴナルなのか、背後に直接なのか。そういったものをシンガポール戦では使えなかった。FK、もしくはPKがなぜないのかという話もした」

 シンガポール戦で露呈した決定力不足を解消できるか。最後は選手個人の問題でもある“難題”を前にハリルホジッチ監督は「彼らは素晴らしいプレーをしてくれたが、最後のフィニッシュだけが足りなかった。最後の決意、冷静さ。私にも選手の経験があるので、そういうことも付け加えて話している。特に自信は失うなという話をしている」と、プレー面だけでなく、メンタル面での意識改革も促している。

(取材・文 西山紘平)


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