マインツ武藤嘉紀が、今週末のドイツブンデスリーガ第3節で2得点をあげ、チームの3-0での快勝に貢献した。この武藤の活躍を各独メディア、欧州メディアが週間ベストイレブンに選ばれるなど、大きな話題となっている。

「ユーロスポーツ」は武藤を「ハノーファー戦の勝因となった日本人選手。何キロも走り、常に顔を出し、敵のボックス内で頻繁に脅威を与え続けた」などと絶賛。「GOAL」も「過去の2戦でも岡崎慎司の後継者にふさわしいクオリティを見せていたが、ハノーファー戦で今までよりリラックスして午後の試合を過ごすことが出来た」などと評価している。

中には「岡崎の存在を忘れさせてくれた」「まもなくシンジって誰だっけ?と言い出す」などと、昨年までマインツの得点元として活躍し続けた岡崎の存在を補うに余りある存在と称賛するコメントも多数見受けられた。

キッカー誌は「2ゴールと3点目でも相手選手へのプレスで貢献。武藤嘉紀はフィニッシャーで輝くだけでなく献身性を持って走り続けた」と、武藤の守備面での貢献にもスポットを与えている。

武藤の献身的な守備については、マルティン・シュミット監督も「チームの第1ディフェンダーとして機能しているし、もしかすると彼は最も大事なディフェンダーかもしれない」などとクラブ公式サイトの方で語っている。

この第3節の成功は、プレイヤーとしての武藤の守備面の献身性とストライカーとしての才覚、両方がブンデスリーガのファンに認知される切っ掛けとなりそうだ。