女性タレントを例として自己診断チェックを行い、恋愛強者を目指そうというこの企画。第5回目は、TBSのぶりっ子アナとして人気を得て、オリエンタルラジオの藤森慎吾と交際宣言、その後、たった5年で同局を退社しフリーアナウンサーとなった田中みな実センセイの言葉から、恋愛の極意と女性心理の深淵に迫ります!

【田中みな実の恋愛格言】
「今後3年は結婚しません。フリーになって実績を残したなって思うまではできないなと思っているので。フリーになった時にそういう決断をしました」(日本テレビ系『今夜くらべてみました』2015年2月17日放送)

「ぶりっ子」という表面的な形容詞では計り知れないどん欲さ

世の中には「ぶりっ子は仕事ができない」と思っている人が少なくないようですが、実際にはぶりっ子と仕事の間に相関関係はありません。ぶりっ子でも、あるいは逆にサバサバ系でも仕事ができない人はできないし、できる人はできる。田中みな実は「仕事ができるぶりっ子」。少なくとも自分ではそう思っているようです。実際、世の女性から嫌われている割には、業界内の評判は悪くないらしい。そもそも“ぶりっ子”そのものが、タレントとしての生き残りを考えた演出ですから、「嫌い」と言う人はまんまと彼女の術中にはまっていると言えます。

つまりは、とても計算高いのです。そして、それを隠そうともしない。むしろ誇示するかのような発言を繰り返しています。「計算高い」というとまた短絡的に「性格が悪い」と結びつけて毛嫌いする人がいますが、大勢の人が絡んでいる仕事場においては計算して当たり前。計算できない人のほうが困ります。「今後3年は結婚しない」という発言もそんなところからきています。結婚したって仕事は続けられるはずなのに、「今は仕事」とわざわざ宣言する。「女子アナは結婚までの腰掛け」という世の先入観を裏切り、存在感をアピールする。実に上手い。

「ぶりっ子」「したたか」という表面的な形容詞では計り知れない、彼女のどん欲さ、賢さには学ぶべき点が多いのですが、ただ一点、謎に包まれているのは、彼氏であるオリラジの藤森との関係です。藤森とは2012年に交際宣言。直後に藤森がモデルを妊娠させ、中絶費用と慰謝料計350万円を支払っていたことが暴露されました。そこで別れると思ったら別れなかった。あんな男でいいの? と多くの人が思っていることでしょう。しかし、彼女のことですから深謀遠慮あっての交際のはず。案外ああいう、いろいろと“そこそこ”な男のほうが、賢い女には合うのかもしれません。

あなたの「田中みな実度」をチェック!

<YESの数を数えてね!>
1、恋愛していても冷静に損得勘定ができる
2、デキ婚の可能性はない
3、自分の話をよく聞いてくれる男性が好き
4、今は結婚よりも仕事
5、結婚しなくてもいい……かも
6、専業主婦願望はない
7、ぶっちゃけ、私は仕事がデキる
8、でも、自分が引いて他人を立てることもできる
9、要するに、私は賢い女だ
10、メンタルが異常に強い

●YESが7〜10の方=あなたは田中みな実です、男選びを見倣って
仕事か結婚かどちらかを選ぶなら仕事! というあなた。“田中みな度”が高いなんて信じられないかもしれませんが、実は同じタイプです。「男に媚びる雑魚女と私は違う」「結婚するなら、自分が主導権を握れる相手がいい」と思っているなら、見倣うべきは田中みな実の生き方であり、男選びです。「私にはこんな男はふさわしくない」と思っていたワゴンセールに意外な掘り出し物があるかもしれません。

●YESが3〜6の方=図太さがあれば、田中みな実になれる!
仕事で輝きたい、けど、結婚もして輝きたい。どっちもオイシイところを取ってギラギラ光りまくりたい、という貪欲なあなた。輝くためには知性と美が必要と思われるでしょうが、それ以上に必要なものは鋼鉄のメンタルです。女性から妬まれて、男性からはエロい目で見られて、それでもなお「みんなのみな実だよ」と笑えますか。叩いてもこすってもすり減らないダイヤモンドだけが輝く権利があるのです!

●YESが0〜2の方=田中みな実もウォッチングすべき
「仕事は腰掛け、めざすは条件のイイ男との結婚」というあなたにとって、次々に玉の輿に乗ってゆく女子アナは憧れの存在……のはずですが、オリラジ藤森と付き合っていつまでも結婚しない田中みな実は理解できない存在です。しかし、彼女は何事もうまく立ち回る能力がある人。土壇場で藤森を捨てて玉の輿婚もありえます。軽視せずにしっかり見守って。あなどれませんよ、彼女は。


>>チェック項目の出典
1、「ズルいと思われるかもしれませんが、私はきっと、恋人を失った悲しみを埋められるものが見つかってから別れを切り出す弱い人間です」(『週刊プレイボーイ』2013年7月22日号)
2、「(デキちゃった結婚は)絶対にありません! 私は順序をキッチリと守る、意外と古いタイプの人間なんです!!」(『週刊プレイボーイ』2013年11月18日号)
3、「(好きなタイプの男性は)大人で、うんうんって話を聞いてくれて、博学で知識がある人。頭のいい人」「誰と結婚するかはわかりませんから」(日本テレビ系『メレンゲの気持ち』2015年4月4日放送)
4、「(親友の結婚が決まり)この得体の知れない喪失感はなんだろう? とにかくもっと強くなろう、自立しよう、仕事を頑張ろうと、今までにない強い決意をしたのでありました」(『週刊プレイボーイ』2014年2月10日号)
5、「私はひょっとしたら、婚期逃したら生涯独身かもしれない。でもそれでもいいと思ってる。仕事がうまくいけばいい」(TBS系『旅ずきんちゃん〜全国のほほ〜ん女子会〜』2015年4月19日放送)
6、「だって月並みの幸せ、私には似合わない」(TBS系『旅ずきんちゃん〜全国のほほ〜ん女子会〜』2015年4月19日放送)
7、「自分で言うのもナンですが、私、けっこう器用なタイプなんです。才能どうこうではなく、『やって』と言われたことに対しての反射神経が悪いほうではなくて、うまくハマったということなんでしょうね」(『週刊朝日』2015年3月20日号)
8、「報道キャスターを目指してるわけじゃ全然ないので。あくまでもスーパーサブでやっていきたいです。メインの人がいて、メインの人を支えたいみたいな気持ちしかない。自分が前に出ることなんてありえないです」(TBS系『旅ずきんちゃん〜全国のほほ〜ん女子会〜』2015年4月19日放送)
9、「“田中みな実も、フリーになったら変わったね”とか、そう思われるのが嫌なんですよ」(『TVブロス』2014年12月26日号)、「ブリッ子ってものがなくなると、はたして自分にはどんな価値があるんだろうかと、いま少し考えています」(『週刊朝日』2015年3月20日号)
10、「気にならない、気にしないということができるのは、ある意味で楽な道を選択してるだけのような気もするけれど、これからも私は適度に批判と向き合っていきたい」(『週刊プレイボーイ』2013年3月4日号)