天才は忘れた頃にやって来ると言うが、“元天才”は忘れ去られるものらしい。男子ゴルフの石川遼(23)のことである。
 「石川は米国男子ツアーの来季シード権を獲得できるかどうかで苦戦中です。近年の落ち込みは激しすぎる」(専門誌記者)

 石川は米ツアー・ウィンダム選手権に出場。8月20日時点でのポイントランキングは130位。プレーオフ進出を果たすには125位まで上げなければならない。
 「今季のここまでの獲得賞金ランキングは“中の上”といったところ。ある程度稼いでいるので、来季ツアーに何試合かは出場できるが、125位までのプレーオフ進出選手がツアー招待では優先されるので、厳しい立場にあります」(同)

 元天才はシード権獲得ができるか否かの二流レベルに喘いでいる。要するに、“先細りしている”わけだ。
 「同級生の松山英樹は世界トップと対等に戦いつつある。成績、賞金ランキングでは、もう石川のことをライバルというのも失礼」(テレビ局スポーツ部員)

 石川が追い抜かれたのは、人気と自己流の限界だろう。
 「松山は明徳義塾、東北福祉大で徹底的に鍛えられました。石川は常に父と二人三脚。名だたるレッスンプロに師事したことがない。若くして人気者になったので、メーカーや関係者が新しいクラブを持ってくる。松山はクラブを代えないが、石川はツアーで結果が出ないとすぐに道具を代えてしまう」(同)

 先の米ツアー『クイッケンローンズ・ナショナル』では、石川は久々に優勝争いに食い込んだ。8位でスタートした最終日、その重圧に負けたが、開口一番に出たセリフは「いい経験になった」だった。悔しかったとは思うが、負けてなお爽やかなのである。成績がガタ落ちしても、生活レベルが変わらないからか。
 「タイガー・ウッズも10戦出れば4戦は予選落ち。こちらは必死さが空回りしている」(前出・専門誌記者)

 だが、石川から必死さは伝わってこない。そういえば、日ハム・斎藤佑樹に対しても、栗山監督がそんなボヤキをしていたような…。