高齢者にとって「転ばぬ先の杖」となるか。写真はイメージ

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米ノースカロライナ州ウェイクフォレスト大学の研究者らは2015年8月16日、ビタミンDサプリメントを飲んでいる高齢者は、飲んでない高齢者よりも室内で転倒する回数が減少する、と米国老年医学会誌「Journal of the American Geriatrics Society」オンライン版で発表した。

研究者らは、高齢者向け食事宅配サービス「Meals-on-Wheels」を利用している高齢者68人を無作為に選び、食事と共にビタミンDを2.5ミリグラム含有するサプリメントを飲むグループと、効果のない偽薬を飲むグループに分類。5か月間、それぞれを試飲してもらい、研究開始前と研究終了時の血中のビタミンD濃度、調査期間中の毎日の転倒記録を分析した。

その結果、ビタミンDを飲んでいたグループは、血中のビタミンD濃度が、不足気味とされる20ナノグラム/ミリリットル未満から、最適とされる30ナノグラム/ミリリットル以上に改善。転倒回数も、飲んでいないグループに比べ半減していた。

参考論文
Delivery of a Vitamin D Intervention in Homebound Older Adults Using a Meals-on-Wheels Program: A Pilot Study.
DOI:10.1111/jgs.13610 PMID:26277680

(Aging Style)