2018年W杯アジア2次予選(兼アジア杯2019予選)において、3日にカンボジア、8日にアフガニスタンとの対戦を控えている日本代表。6月は格下シンガポールと対戦し屈辱といっていいドローに終わり予選突破に不安を残したが、今回は楽しみな材料もある。

その一つは所属先のドルトムントで輝きを取り戻しつつある香川真司の存在だろう。リーグ開幕戦から得点に絡むと、その後も毎試合得点やアシストを記録し、3連勝の立役者となっている。

すると1日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では「香川真司 今季好調の"ワケ"」と題し、帰国した香川に行ったインタビューの模様を伝えた。

好調の裏にはオフを返上して行ったフィジカルトレーニングの成果があるという香川は、番組のカメラに「試合が増えたら色んな疲労が重なって身体が疲れてくる中で自分に今どこが足りなくてバランスが悪いのかということを見極めてトレーニングしているので体幹のところの部分が弱かったり使えてなかったり。使えるためには動かす必要があるし刺激を与える必要がある」などと説明した。

だが、リーグ連覇を達成した絶頂期と重ねられると「前の自分に近付くのは不可能でしょう」と切り出した香川。「サッカーも変わってますし、その中でもっと自分の色を高めていかなければいけないですし、絶対的な立場にするためにはピッチで証明しなければいけない」と更なる進化を誓う。

また、ドルトムントの速攻は日本代表・ハリルホジッチ監督が理想とする攻撃の形でもある。「(ハリルホジッチ監督は)攻守に速いサッカーを求めているのでそれはドルトムントに通じるところがあると思いますし、そういうところでもメリットを感じている」という香川は、W杯2次予選についても「必ず次は勝たなければいけない。強い気持ちを持って次の試合に臨みたい」と意気込んだ。