ダイエット中に急に体臭や口臭が強くなった経験はありませんか?これは「ケトン臭」と呼ばれる臭いで、ダイエット中は体臭が強くなりがちなのです。臭いのもとになるケトンという物質と臭いを消す方法について知って快適なダイエット生活を送りましょう。

ケトン臭はなぜ起こるの?

断食やダイエットで糖質制限を行うと体にエネルギーが足りなくなり、肝臓で脂肪を分解して代わりのエネルギーを作ろうとします。そのときに、エネルギーを作るケトン体(アセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸)が生まれて血中での濃度が高まります。ケトン体にはアセトンが含まれており、尿や呼気にアセトンが混じり排出されるために甘酸っぱいような臭いが出るのです。そのためアセトン臭とも呼ばれることも。口臭から始まり、体が汗臭くなり、脂の臭いから全身の刺激臭へとケトン臭は変化していきます。

ケトン臭を少なくするための糖質制限法

ケトン臭は3カ月から半年たてば体が糖質制限に慣れて自然に消えていくといわれます。しかし、消えるまで口臭や体臭を我慢できないという人は臭いを消す方法を知っておくとよいでしょう。まず、糖質制限ダイエットを行う場合には、最初から糖質をすべてシャットアウトすると臭いがきつくなりがちです。おやつの糖分を控えることから始まって、主食の量を減らす、おかずで糖質を使っているものを減らすなど少しずつ糖質をカットしていきましょう。食欲の点からいっても、きつすぎる糖質カットはストレスにつながります。

アルカリ性食品を摂って臭いを緩和

ケトン体は酸性の強い物質です。臭いを緩和するにはアルカリ性食品を摂るように心がけましょう。消臭の効果があるクエン酸を含む梅干しはアルカリ性食品なのでW効果が期待できます。レモン、グレープフルーツなどのかんきつ類や酢も同様です。アルカリ性食品には、バナナ、昆布・わかめなど海藻類、いんげん、ほうれん草、しいたけなどが挙げられます。ダイエット中のおやつにはバナナやグレープフルーツを食べたり、朝食に海藻入りの味噌汁を飲んだりするなど、少し意識してみてください。


writer:松尾真佐代