横顔だけから判断すると、そこそこ美形の女性にも見える

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 当局による人口抑制策のもと、中国で日常茶飯事となっている妊娠中絶だが、こんな悪用例が話題となっている。

 新疆ウイグル自治区ウルムチ市で、汚職の罪により無期懲役の実刑判決を受けた女性受刑者が、この10年で14回も妊娠と中絶を繰り返し、刑務所への収監を逃れていたというのだ。中国の法律では、妊婦は刑務所に収監できないと定められている。

 この女性受刑者は、2005年に無期懲役の判決を受けた時には妊娠していたため、裁判所は法律に基づいて彼女の収監を先延ばしにして、しばらくは刑務所外での服役とすることにした。

 だが、その後になって刑務所に送られると、彼女は看守にまた妊娠していると告げ、それにより収監されないことが決まると、中絶したという。そして、体が癒えて収監される時にまた妊娠。これを14回も繰り返し、そのうちの1回はウソの妊娠だったが、残りの13回は本当に妊娠していたという。

 そして、最近になって同市の司法局が、法律の隙間を突いて収監を逃れている彼女の手口に気づき、裁判所に対して収監を執行することを提案。判決から10年たって、ようやく収監されたのだった。

 この女性受刑者は現在39歳だというから、有罪判決を受けたのは29歳の時。汚職で無期懲役とはかなり厳しいが、政府高官が何百億もの賄賂を受け取っていたというのなら話もわかる。だが、わずか29歳の女ができる無期懲役クラスの汚職とはいったいどんなものだったのだろうか? 

 そしてもうひとつ、いくら刑務所外での服役とはいえ、無期懲役犯である。まったくの自由ではなく、常時監視されていたはずだ。そんな中、妊娠に至る“行為”はどうしていたのだろうか? もしかしたら、お相手は監視係だった……というのは考えすぎか。
(文=佐久間賢三)