米金融市場を騒がせている「ロボット」スタートアップ

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米国では、「ロボ・アドヴァイザー」を利用した自動投資サーヴィスを手がける新興企業が増えており、大手金融会社が彼らとの提携や買収に乗り出している。

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大手資産運用会社のBlackRock社は8月26日(米国時間)、金融サーヴィスの新興企業FutureAdvisor社の買収に合意したことを発表した。『Fortune』誌の記事によれば、買収の金額は明らかにされていない。

FutureAdvisor社は、自動投資サーヴィスを手がける企業で、いわゆるロボ・アドヴァイザー(要するにソフトウェア)を利用して、顧客の長期的な投資目標を管理している。同社が創業以来調達してきた金額は、約2,000万ドルに上るという。

FutureAdvisor社は、BlackRock社との合併を決めた理由として、BlackRock社のリソースを活用することで新しい機能の開発スピードを速め、「一般的な米国人たちの経済状態を向上させる、という当社の目的を引き続き達成できるため」だと説明している。

FutureAdvisor社のボー・ルー共同創設者兼最高経営責任者(CEO)はブログで、「お客様に信頼いただいている当社のミッションが変わることはありません」と述べている。「当社のブランド、文化、スタッフは、買収前とまったく同じように、今後もお客様の役に立ち、毎日のデジタル体験を向上させることに努めます」

顧客の投資を手助けする「ロボ・アドヴァイザー」を手がける新興企業は、FutureAdvisor社だけではない。Wealthfront社Betterment社は、主要なライヴァルと言える新興企業だ。また、ヴェテラン企業のCharles Schwab社も、2015年初めに独自のサーヴィスを開始して、彼ら新興企業と競合している。

金融テクノロジー市場がますます乱戦模様になるなか、大手金融サーヴィス企業は類似のサーヴィスを独自開発して競合他社に対抗したり、他社のサーヴィスと連携したり、新興企業を買収したりしている。市場では、次はどの企業が出てくるのかを、誰もが注視している状況だ。

FutureAdvisor社の紹介動画。

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