凱旋帰国の武藤、4戦未勝利の代表で「流れを変えるプレーを」

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 日本代表合宿が31日、埼玉県内でスタートし、今夏にマインツへ移籍したFW武藤嘉紀も海外組となって初めて代表に合流した。

 まさに“凱旋帰国”だ。29日のハノーファー戦でブンデスリーガ初ゴールを含む2得点を挙げ、翌30日に帰国。「肩の荷も下りたし、あとは代表で良い結果を出せれば。代表では得点から遠ざかっているし、まずはチームのためにプレーして、プラス自分自身の結果にもこだわりたい」と力を込めた。

 日本代表ではデビュー2戦目となった昨年9月9日のベネズエラ戦(2-2)で代表初ゴール。鮮烈な印象を残したが、その後は11試合連続ノーゴールと約1年間ゴールから遠ざかっている。

 チームも6月16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦はスコアレスドローに終わり、国内組で臨んだ東アジア杯も2分1敗の最下位。「4戦勝ちなしという難しい状況だけど、ここは何が何でも勝たないと。勝利に貢献して、流れを変えられるプレーをしていきたい」と、9月3日のカンボジア戦(埼玉)、同8日のアフガニスタン戦(イラン)と続く予選2連戦での連勝を誓う。

 ドイツに渡ってまだ数か月だが、「オフザボールの動きや戦う姿勢は日本にいるときより良くなったと思う」と、自分自身の成長も感じている。マインツではセンターフォワードでの起用が続いており、「最初はサイドハーフで出たい気持ちもあったけど、監督が求めるポジションで結果を出さないと、レギュラーでプレーする機会もなくなってしまう」と、まずは与えられたポジションで結果を出すことだけを考えている。

 バヒド・ハリルホジッチ監督も27日のメンバー発表会見で「彼は真ん中でプレーできる選手」と指摘。日本代表のセンターフォワードではFW岡崎慎司(レスター・シティ)が絶対的な存在として君臨し、今回はFW興梠慎三(浦和)も1トップ候補として招集されているが、試合展開によっては武藤が中央で起用される可能性もある。

「本来はサイドだと思うけど、今はFWとしてプレーしているし、そこで結果を出すのが仕事」。監督が求めるポジションで期待に応えていく姿勢は、クラブであっても代表であっても変わらない。「マインツで(センターフォワードとして)やっている以上、こっちでもできないわけじゃない。どのチームでも、どこのポジションでもできることをアピールしたい」と力強かった。

(取材・文 西山紘平)


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