Doctors Me(ドクターズミー)- 爪水虫は飲み薬で治す?爪水虫のケアについて教えてドクター!

写真拡大

白癬菌というカビの一種によって起こる水虫。このカビが爪の内側に入り込んで繁殖してしまった状態が「爪水虫」。爪の中だから、塗り薬は届きにくそう……どうすればいいのか、医師に聞いてきました。

薬が届きにく〜い、爪の中!

白癬菌というカビの一種によって起こる水虫。水虫になったら皮膚の部分に直接、抗真菌薬を塗るのが効果的。でも爪の中だと、皮膚と同じようにはいきません。有効な薬を患部に十分に届かせ、そこにとどまらせることができないからです。

「薬が届く」ってどういう状態?

皮膚も爪も表面は生きている細胞ではありません。

【皮膚の場合】
皮膚の患部は皮膚の表面ではなく、皮下です。皮膚の表面を守っている細胞は薄くて軟らかいので、薬を塗れば簡単に皮下に浸透します。

【爪の場合】
爪は表面の細胞は角質化しているので硬くて厚く、薬を塗っても爪の下の患部には浸透しないのです。爪の周囲や爪が生えてくる根元の白い部分に薬を塗っても、爪が伸びるまで時間がかかるので患部には薬は届かないのです。

塗り薬が届かないなら、どうすればいいの?!

爪の上からいくら抗真菌薬を塗っても効果がなさそうな「爪水虫」。どうすればいいのかというと、内服薬の併用が効果的なのです。薬を内服することで、血液中の抗真菌薬の濃度を上げ、内側から爪の下の患部まで薬を届かせることが必要となってくるのです。

内服薬はアレルギーなどの副作用が起きることがありますので、市販はされていません。皮膚科を受診し、薬をもらう必要があります。使う薬は種類があり、使い方にも違いがあります。どの薬を選ぶかは、医師の診断と病気の程度などにもよるでしょう。

早めの受診がきれいな爪を守る!

爪水虫も早く治療を始めた方が、短い期間で治ることが多いです。爪が変形してきたり、爪の色がおかしい場合は早めに治療を開始しましょう。爪の変形も残しません。診断は検体を顕微鏡で見ればすぐにできますので、治療も直ちに開始できます。

【医師からのアドバイス

皮膚の水虫は市販の薬でも十分に治る病気ですが、爪の場合は違います。こじらせないうちに専門医を受診して下さい。 このように、病気の患部だけでなく、効果的な薬の使い方を考えることも重要です。