システム概要図。通常GPSのみでは数メートルの測位誤差が生じるが、RTK-GNSSにより10cm〜50cm程度での測位を可能としている(画像はプレスリリースより)

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 パナソニックは28日、1周波RTK-GNSSを搭載した頑丈タブレットPC「TOUGHPAD(タフパッド)」を活用した「高精度測位システム」を開発したことを発表した。

 市街地の道路環境で誤差約50cm、水田や農地など開けた環境では誤差約10cmの測定精度を実現しており、豪雪地域の除雪作業などでの安全管理を担うツールとしての活用を想定している。

 背景には、高齢化に伴う豪雪地帯における除雪車の熟練オペレーター不足、農業従事者の減少、TPPの締結に向けて農作業の効率化・競争力の強化といった課題があり、なるべくシンプルな構成で作業支援が行える機器が待ち望まれていた。

 今回開発された高精度な測位システムと、3次元道路地図を組み合わせることで、道路知識がない人でも安全に除雪車を操縦できたり、「スマート農業」のコア技術となる緯度経度時間の正確な表示を実現する。

 製品の仕様はCore i5を搭載したWindowsタブレットPC「TOUGHPAD」に、衛星電波受信モジュール、ワイヤレスWAN、1周波RTK-GNSS機能を拡張したものとなっている。

 高精度な衛星測位技術であるRTK-GNSS機能は膨大な演算を必要とするため、組込系OSなどでは速度的に実用的ではないとされていたが、高性能CPUと複数の測位エンジンによる独自アルゴリズムの採用により、測位演算終了まで平均90秒程度と実用的な速度を実現している。

 同社では12月から北海道岩見沢市において、本システムを活用した除排雪作業支援の実証実験を行い、豪雪地域の自治体やスマート農場などソリューションベンダーへの提案を行っていく。

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