精神的なストレスや肉体的なストレスなど、ストレスにはいろいろありますが、そもそもストレスってどのように起きるのでしょうか? その発生のメカニズムを知っておくだけで、上手にストレスを回避できるかもしれません。

ストレスはストレッサーによって起こる

ストレスとはストレッサーによって起こる体の反応です。ストレスの原因であるストレッサーはいろいろで、仕事上のトラブルや複雑な人間関係など、精神的なものを考えがちですが、騒音や化学物質、暑さや寒さなど肉体的なものもストレッサーとなります。ストレスの症状が現れたということは、ストレッサーの過剰な刺激に対して、体と心が順応しきれなくなったということです。

ストレス反応が出た! そのとき体では何が起こっているの?

体内でストレス反応に対応するのは、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンです。これらのホルモンが分泌されることで、血圧や脈拍が上昇し体全体にエネルギーが供給されます。活動的になることでストレッサーに対抗するパワーが生まれるのです。一方では免疫機能が低下するので自分の体を犠牲にしてもストレスに打ち勝つパワーを生み出しているということもできます。その状態が長く続くと、体は強い負荷に耐えられなくなり、疲弊してストレスが原因のさまざまな症状が出てしまうのです。

ストレスが原因で起こる恐い症状

ストレスの状態が続くということは、体の免疫機能が下がっている期間が長いということなので、さまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。生活習慣病もストレスが原因の場合もありますし、ストレスに弱い胃腸はすぐに調子を崩してしまいます。もちろん、ストレスで免疫機能が下がれば、風邪やインフルエンザに感染することも多くなるでしょう。さらにうつ病やパニック障害など心の病気もストレスが原因で起こることが多くなっています。

ストレスを溜めないためにどんな工夫が必要?

適度なストレスがあった方が生活に活気が出る側面はありますが、過度なストレスは避けたいもの。ストレスを感じたら、休日を作って一人で過ごしたり、好きな音楽を聴くなどの気分転換は必要です。何がストレッサーになっているかが分かれば、それをなくすことでストレスもなくすことができます。人間関係がストレスという場合、そのストレスをなくすのは難しいですが、苦手な人に対する考え方を変えてみるのもストレス軽減のためにはいいかもしれませんよ。


writer:岩田かほり