Doctors Me(ドクターズミー)- 気になるすり傷、早く治す裏ワザってあるの?

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すり傷はどのように処置をするのがよいのでしょうか? 早くきれいに治すための裏ワザはあるのでしょうか? 今回はすり傷をつくってしまった場合の処置について、医師の話をお伝えしたいと思います。

傷口は消毒しすぎちゃダメ?!

子どもの頃ケガをしたりすり傷をつくってしまったときに、赤チン(マーキュロクロム液)やオキシドールなどの消毒液で消毒しながら治療した経験のあるかたも多いと思います。

しかし、近年の研究により、傷口から出るじゅくじゅくした浸出液には、傷を治すための「マクロファージ」という免疫細胞などが含まれており、傷口の治癒をうながすために大切なものだという認識に変わりました!

現在のすり傷「おすすめ処置」は?

現在は、傷口を何度も消毒する必要はないといわれています。ただし、菌などが入り膿んでしまったりすることもあるため、はじめに傷口をしっかりと洗うことは大切です。

すり傷の処置について、現在は、浸出液やじゅくじゅくした湿潤な環境を生かして創傷の治癒をうながす「湿潤療法」、ラップを使った「ラップ療法」がすすめられています。

傷を早く治す処置「ラップ療法」とは?!

【ラップ療法の方法】
1. すり傷は、まず水道水で傷口をしっかりと洗い流す。 砂や石などが異物が入っていたら、それも取り除く
2. 出血がある場合は傷口をガーゼや絆創膏などで押さえ、出血を止める
3. 傷口がきれいになり出血もなくなったら、 傷の上にきれいなラップをあてる
4. ラップをテープなどで固定。固定が不十分であれば、軽くその上から包帯を巻く

ラップは少なくとも夏場は1日2回、冬場は1日1回、新しいラップに取り換え、衛生的な状態を保ちます。密閉すると菌も繁殖しやすいということも覚えておきましょう。

医師からのアドバイス

「ラップ療法」では、傷口の部分がじゅくじゅくした湿潤な環境に保たれ、自分の体がつくりだす免疫物質を含んだ浸出液によって、傷口が早く治るだけでなくきれいに治ります。ただし、治りが遅いと感じたら医師に相談してください。

創傷治癒をうながすテープなども便利です。ドラッグストアなどで売り出されているので利用するのも良いでしょう。