コミュ障を苦しめる「コミュニケーションハラスメント」とは?
人が多く集まる場であまり発言できていない人に対し、気を使って声をかけたつもりが、逆に当人を傷つけてしまう危険性を指摘したツイートが話題になっている。
コミュ障に対する「大人しいよね」「なんか喋ってよ」といったコミュハラ(コミュニケーションハラスメント)の被害を広めてゆきたい。これはハゲている人に「ハゲてるね」「毛生やしてよ」と言うようなもので、コミュニケーションモンスターはこれがいかに酷い言動であるか自覚すべきである。
— トモナシ (@tomonothing) 2015年8月29日
投稿者は、他人とコミュニケーションを取ることを苦手と感じる、”コミュ障”(コミュニケーション障害)に対しての不用意な「大人しいよね」「なんか喋ってよ」という発言は「コミュハラ(コミュニケーションハラスメント)」に当る可能性があると指摘している。
投稿者はいかにこのような言葉が、苦痛かということを「ハゲている人に対し、『ハゲてるね』『毛生やしてよ』と言うようなもの」という例も出している。
@tomonothing オーストラリアで語学学校に通っていたとき、皆に発言の機会を与えようとする日本人に、教師はシャイな人はシャイでいる権利があると不思議がりました。オーストラリアに帰りたい。
— 望月 朔夜 (@newmoonnights) 2015年8月29日
なんか喋ってよって言う人はどれだけ上から目線なのさ。「なんか(面白いこと)しゃべってよ」ってことでしょ https://t.co/nNi7vd7JX9
— miminto (@miminto1) 2015年8月30日
@tomonothing 本人次第でどうにかなるかもしれないコミュ障と毛根が死んでて何をしてもどうしようもないハゲを比べるのは違うのでは。ㅤコミュ障に無理やり会話を強要するのはダメだと思いますが、閉所恐怖症等の気持ちの持ちようで何とかなるものと比べるべきでは?
— 金欠@わさらー団 (@su_pu_shan) 2015年8月30日
それっぽいこと言ってるけど、コミュ障ってのは精神的なモノで、ハゲは肉体的なモノ。コミュ障がどうにかできるものでないとしても、自分が卑劣だと思ってる行為を同列視するのは良くないと思う RT https://t.co/Fl5P12jEWD
— 田野中小春@原初の旅 (@koharu_tanonaka) 2015年8月29日
この発言に対して、「共感できる」という声も多く寄せられたが、一方で精神的な「コミュ障」と肉体的な「ハゲている人」を同列に考えるのはいかがなものか? と疑問視する意見も寄せられた。
日本人の国民病とすら言われるぐらい自覚している人が多い「コミュ障」。コミュ障を抱える人たちは一見、外見上は健常者と見分けがつかないが、本人はコミュニケーションが順調に行えないことに大きな苦痛を感じている。あなたはこの問題をどう考えただろうか。