アジアを制したヤングなでしこ「また世界大会の決勝を経験したい」

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 AFC U−19女子選手権中国2015の決勝が29日に行われ、U−19日本女子代表(ヤングなでしこ)とU−19朝鮮民主主義人民共和国女子代表が対戦し、0−0のPK戦の末に日本が2大会ぶり4度目の優勝を果たした。試合後、選手たちが記者団の取材に応じている。

 PK戦で北朝鮮の3人目のシュートを止め、優勝の立役者となったGK平尾知佳は「試合では攻められていた中でPK戦に入ったが、チームを救うようなプレーをすることができてよかったです」と優勝に貢献できたことを喜び、「ここまで来ることができたのもチームメート一人ひとりのおかげ。試合に出ていた選手も出ていない選手も、コーチ陣のサポートがあったから、決勝で勝利することができたと思う」とチームが一丸となって掴んだ優勝だと述べた。

 フル出場を果たしたDF乗松瑠華は「2年前の前回大会で(U−20)ワールドカップの出場権を逃したので、その借りを返すつもりで臨んだ大会だった。準決勝で世界への切符は手に入れていたけど、それでも2位では意味がないとみんなで盛り上げてこの試合に臨んだ」と決勝にかけていた思いを明かし、「これからは、一人ひとりが高い目標を持って個々がレベルアップすれば、チームのレベルアップにもつながるはず。またW杯に向けた競争が始まるので、私もそこに勝てるようにプレーしていきたい」と2016年10月にパプアニューギニアで行われるFIFA U−20女子ワールドカップへの出場に意欲を見せている。

 また、MF杉田妃和は優勝の喜びを感じながらも「チームとしてもっと質を上げないといけないとも感じた。課題も出た大会だった。今日はうまく勝てたけど、また所属チームに帰ってレベルを上げていきたい。出た課題を徐々に成長につなげていきたい」と語り、今後の成長を誓っている。

 試合終盤にはMF隅田凜が交代枠を使い切った後に負傷でプレー続行が不可能となり、10人での戦いを強いられた。MF西田明華は「隅田選手がけがで抜けたことは本当に痛かったですが、それでも、その後も負ける気はしませんでした」と10人でも勝てる自信が合ったという。続けて「私は後半からの出場でしたが、たとえPK戦にもつれこんでも最後まで勝てると信じることができました。アジアは制しましたが、今のままのレベルだと世界大会ではまだ十分に戦うことはできないと思います。一度は世界一を経験しているけど、さらに強い気持ちを持って、また世界大会の決勝の舞台を経験したい」と、初優勝を飾った2014年のU−17W杯に続き、U−20W杯でも決勝進出することが目標だと語った。