BEAST、不可能を乗り越えて完成させた「2015 Beautiful Show」(総合)
BEASTは約120分の間、24曲を披露した。「Ordinary」のタイトル曲「YeY」を皮切りに、先行公開曲「Gotta Go To Work」、収録曲「I Think I Love You」「Suite Room」「その場所で」を選曲した。前回のコンサートとは違った新しいステージを用意した。
6人のボーカルに集中した「Beautiful Show」
BEASTは華やかな舞台装置の代わりに、メンバーたちのボーカルに集中したことを強調した。コンサートの前の記者会見で、BEASTはこれまでのコンサートとの差別化について「他の装置を排除し、僕たちの声に集中した。多分感動的で感性的なコンサートになるだろうと期待している。僕たちの声を通じて、ファンに衝撃を与えたかった。その部分に焦点を合わせて準備した」と紹介した。これまでと比べて「成熟した」と強調したBEASTは、全く異なるイメージの楽曲を代わる代わる披露した。余裕のあるダンスを披露するダンスナンバーと、切ないボーカルを強調したバラード曲で、BEASTのアイデンティティを伝えた。6人のメンバーは雰囲気の転換をよく試みた。熱く盛り上げてから、再び落ち着いたムードで観客を指揮した。
BEASTは、1年ぶりに開催する韓国でのコンサートに対する愛情を欠かさなかった。BEASTは「デビュー当時もそうで、今もそうだけど、僕たちのコンサートに対する気持ちは同じだ。1から10まで最善を尽くそうと思って準備した。客席に素敵なステージを届けるために、最大限の血と汗を流した。最後まで楽しんでほしい」と望みを聞かせた。
ソロステージで魅力を披露する「Beautiful Show」
BEASTは、コンサートの観覧ポイントとしてソロステージを挙げた。「メンバー別のステージが用意されている。特に、まだリリースされていない曲を披露するが、もし反応が良ければ音源として公開されるかもしれない」と冗談を言った。メンバー6人のステージを中心に、ソロ曲もメドレーで6人のメンバーの多彩な魅力を届けることに力を注いだ。ソロステージはチャン・ヒョンスンが幕を開けた。チャン・ヒョンスンは5月に発売した1stソロアルバムの収録曲「あの子と別れて」「君が初めて」を選曲し、ステージを披露した。その次はソン・ドンウンが日本で発売したソロ曲「I'll give you my all」を通じて平凡でありながらも成熟した男性の姿を届けた。ヤン・ヨソプは自身のソロ曲「あなたは分かりません」「Look at me now」でファンの集中度を高めた。
ヨン・ジュンヒョンとイ・ギグァンは自作曲を初公開した。ヨン・ジュンヒョンは大きな熊のぬいぐるみと一緒に登場し、キュートな雰囲気のダンスナンバー「Found You」を披露した。ユン・ドゥジュンはイ・ギグァンの自作曲「Without You」で共演した。楽しい雰囲気の新曲に合わせて二人のメンバーは移動クレーンに乗り、客席の上を飛んだ。
6人が一緒に仕上げた「Beautiful Show」
BEASTは「Midnight」「雨が降る日には」「12時30分」「Fiction」「SHOCK」「Shadow」「GOOD LUCK」「美しい夜だ(Beautiful Night)」までヒット曲のナンバーを相次いで披露した。BEASTを有名にした曲の数々が披露されると、会場は熱く盛り上がった。コンサートへの愛情が特別だというBEAST。しかし、今回のコンサートの準備は簡単ではなかった。メンバーごとの個人スケジュールが多くなり、準備の時間が足りなかったのだ。6人のメンバーが一堂に会して練習をするのが一番大変だったという。BEASTは結局、お互いのダンスの映像を見て、それぞれ全体の構図を作った。
BEASTはステージの上でのお互いの交感、観客とのコミュニケーションに充実しようと頑張った。ライブバンドでボリュームを増したBEASTは、休むことなく公演を届けた。いつの間にかエンディングのステージを迎えたBEASTは「V.I.U」「Beautiful」でステージを終えた。ファンの歓声の中で、BEASTはアンコール曲として「You」「あの場所で」を披露した。
BEASTの「2015 Beautiful Show」は30日午後5時に体操競技場でもう一度開催される。
