秋から冬の終わりにかけて、長い期間、旬の味を楽しめる“レンコン”。実は、古来から中国では生薬として用いられている、健康効果いっぱいの食材なのです。レンコンに含まれる栄養素はビタミンCや、カリウム、亜鉛、銅などのミネラル、食物繊維の他、ネバネバ成分のムチンやポリフェノールの一種のタンニンなど。ここでは、レンコンのさまざまな健康効果をご紹介します。

意外かも? “レンコン”にはビタミンCが豊富

意外かもしれませんが、レンコンにはレモンと同じくらいのビタミンCが含まれています。しかも、レンコンのビタミンCは豊富なデンプンに守られているので、熱に強いのが特徴です。ビタミンCにはコラーゲンの生成を助け、お肌のハリやツヤを守る働きがあるので、レンコンを食べることで、美肌効果が期待できます。レンコンのネバネバはムチンが由来ですが、ムチンには皮膚の深いところでヒアルロン酸の量を増やす働きがあります。

辛いセキやのどの痛みを軽減するタンニンのパワー

レンコンを切ると、すぐ変色してしまいますが、これはポリフェノールの一種であるタンニンの作用によるものです。タンニンは血管を収縮させ炎症を鎮める作用と、強い抗酸化力があるのが特徴です。漢方で、レンコンが咳止めの生薬として用いられることが多いのも、このタンニンの働きによるものです。レンコンを食べることで、炎症を抑えアレルギー症状を緩和すると同時に、ビタミンCとタンニンの強い抗酸化力で風邪に対抗する免疫力をアップさせることができるのです。

毎日の“レンコン”を習慣に! こんな食べ方はいかが?

レンコンはビタミンCと食物繊維の力で、女性に嬉しい美肌効果が期待できるだけでなく、秋から冬にかけて引きやすい風邪に対抗する力を付けることができる食材です。加熱してもビタミンが壊れにくいので、煮物や揚げ物など、工夫して毎日の食卓に取り入れましょう。レンコンを擦りおろしてガーゼなどで濾した“レンコン汁”に、お好みで生姜やハチミツを加えてお湯を注いだ“レンコン湯”は民間療法で風邪の時に飲むと良いとされています。簡単にできるので、毎日飲めば、ビタミンCとムチンの働きで、色白の美人に変身できるかもしれませんよ。


writer:岩田かほり