骨粗しょう症は、高齢の女性だけのものと思っていたら大間違い!

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 骨粗しょう症とは、骨の中が鬆(す)が入ったようなスカスカの状態になり脆くなる病気である。それ自体が生命にかかわる病ではないものの、ちょっとした転倒などによる骨折から要介護状態になるケースも多く、高齢化社会では無視できない存在だ。やっかいなことに自覚症状に乏しい病気で、背中が丸くなる、身長が縮むといった目立つ症状は少しずつ進行する。気がついたときには病状がかなり進行していたということも多い。

 心血管や脳血管系に悪影響があるとの研究結果もある。例えばこの4月の米国内分泌学会(ENDO)の発表によると、骨粗鬆症の患者は健常な人に比べて突発性感音難聴(SSHL)のリスクが1.76倍高い。これには骨粗鬆症による心血管リスク因子、骨脱灰、炎症、内皮障害が関係している可能性があるという。

 また、骨粗しょう症は比較的高齢の女性に多い病気とされている。閉経後女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急速に減少すると骨吸収が異常に高まり、骨の形成が追いつかなくなるのだ。

 しかし、高齢の女性に多いといっても男女比は1:3。患者の4人に1人が男性であり、全国に300万人はいるといわれる。また過激なダイエットや食生活の乱れなどにより若いうちから骨密度の低い人は、将来は重度の骨粗鬆症になる確率が高い。発症する・しないは別として加齢にともなって骨は脆くなっていくのだから、健康な生活を送るためにも骨密度は高く保っておきたいところだ。

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