<山陰合同銀行 Duoカードレディースト 最終日◇28日◇大山平原ゴルフクラブ(6,389ヤード・パー72)>
 初日“65”の猛チャージで首位に立った鬼頭桜だったが、最終日ではスコアを伸ばせず途中逆転を許す。それでも再逆転を果たしステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。
 「朝から身体が硬くてショットもパットも全然良くなかった」という鬼頭は2番でボギーが先行。そのあともショットが荒れ、「ほとんど(セカンド)ラフから打っていた」と苦戦した。さらに8番でボギーを叩き、前半を終えた時点では首位から陥落、逆に追う立場となった。「前半、全然いいプレーが出来なくて、今日はグリーンの芽を気にし過ぎていました」。
 それでも「自分の中で“もう9ホールしかないから悔いの無いようにやろう! 絶対優勝する!”って思い直しました」と気持ちを切り替え後半へ。すると11番で2.5mのチャンスにつけてバーディを獲得。「ここで流れが変わった」と振り返るように11番を境に一変。15番パー4ではパーオンを逃すもチップインバーディ。「何が何でも絶対パーにしないとと思って、グリーンまで歩測しました。いいフィーリングでは打てたんですけど、まさか入るとは思わなかった」。このバーディで再び首位に並んだ。そして迎えた17番では1mにつけてバーディ、再び1打リードし最終18番へ。その最終18番はパーでまとめ7アンダーでフィニッシュ。何とか1打差で逃げ切った。
 「私は入り込み過ぎるクセがあるので、失敗してもそういう状態だと切り替えられないし、“次のホールに行ったらリセット”ってうまく気持ちの切り替えが出来たから、15番で神様がプレゼントをくれたんだなって思った(笑)」。苦しい展開でも上手く気持ちをコントロールして優勝をもぎ取った鬼頭、「出るからには全試合上位を目指して頑張りたい」と今後目標を語り、会見を後にした。

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