バルサ、エスパニョール、名古屋が2連勝…U−12ワールドチャレンジ1日目

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文=川端暁彦 写真=瀬藤尚美

 今年で第3回目を迎えた『U−12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』が27日、東京都内のヴェルディグラウンドで幕を開けた。ここから4日間、日本の小学生が世界に挑む戦いが始まる。

 過去2大会を制している“本命”FCバルセロナは開幕戦で川崎フロンターレU−12と、続く第2戦で公募参加となったブレイズ熊本と激突。バルセロナのセルジ・ミジャ監督が「日本選手のテクニックとスピードは図抜けたものがある」と絶賛したように、いずれも内容的に見ごたえのあるゲームとなった。ただ、決めるべき時に決める強さの差が出た面もあり、ディフェンディングチャンピオンが川崎に3−1、ブレイズに4−0と連勝スタートを切った。同じA組の名古屋グランパスU−12も連勝を飾っており、バルセロナと第3戦で首位突破を懸けての激突となる。

 そして、関係者の耳目を集めていたのは初参加のRCDエスパニョールだ。バルサとは育成年代から激しく火花を散らす強豪だが、個々の技術、戦術に加えて身体能力に優れた選手も多く、質実剛健な戦いぶりを見せつけた。初戦で横浜F・マリノスプライマリーを2−0で破り、第2試合では公募参加のグランセナ新潟FCジュニアに1−0で勝利。MF山本倖生、FW内藤大夢など好選手も多いグランセナはスペインの強豪とよく競り合ったが、ゴールをこじ開けるには至らなかった。同じB組の浦和レッドダイヤモンズジュニアはグランセナと引き分けて、横浜FMには3−1と快勝。3位のグランセナにも突破の可能性が残る状況となった。

 C組ではU−12ベトナム代表が鮮烈なインパクトを残した。鹿島アントラーズジュニアとぶつかった初戦で3−0と圧勝。前日の来日ということでコンディション面には問題があり、後半はパフォーマンスが落ちたが、それでも最後までゴールを許さないしぶとさを見せた。同組の東京ヴェルディジュニアと東京都U−12(東京都小学生選抜)の“東京ダービー”はMF吉田崇幸の決勝点により、1−0で東京U−12が勝利。U−12ベトナム代表との一戦は注目のゲームとなりそうだ。

 D組ではアルゼンチンの街クラブ、デポルティボ・カミオネーロスが登場。技術レベルでは選手間に差もあるチームだが、戦う姿勢はアルゼンチンらしさ全開。柏レイソルU−12との試合は、ボールを回して主導権を握ろうとする柏に激しく噛みつくカミオネーロスという白熱の攻防になったが、最後はFW真家英嵩がこぼれ球へ抜け目なく詰めて決勝点。3−2で柏の勝利となった。D組、もう一つのゲームでは大宮アルディージャジュニアがセレッソ大阪U−12とのJクラブ対決を2−0で制し、快勝スタートを切った。