つやつやの緑がいかにも健康的な印象のピーマン。ピーマンはビタミンの宝庫と呼ばれるほど栄養価が高く疲労回復や美肌にも効果が期待できます。一年中出回っているピーマンですが、この時期こそたっぷり料理に使いましょう。

ピーマンの種類はこんなにある

中南米原産のピーマンは、ナス科トウガラシ属の野菜。今食卓に並ぶ緑色の種類は明治時代に輸入されたイスパニア種を改良してできたものです。緑色のピーマンは未成熟なので、しばらく置いておくと赤く変化します。ほかにも赤、黄、橙、白、紫、黒などピーマンの種類は豊富です。ピーマンの語源はフランス語やスペイン語の「ピメント」。とうがらしを意味します。パプリカはハンガリー語。甘みをもつフルーツピーマンは、緑色のピーマンの味が苦手な人でも気軽に食べられる種類です。ちょっと変わったところでは、ししとうに似た細長い形のバナナピーマン、完熟したクレセントなどもあります。

夏バテ予防&疲労回復にもってこい

ピーマンは夏バテや疲労回復に効くといわれます。これはビタミンA・Cが豊富に含まれているからです。赤や黄色など熟したほうが、ビタミンA・Cが豊富。ビタミンCはドーパミンやアドレナリンなど興奮をつかさどる神経伝達物質の分泌、抗ストレスホルモンの生成を促します。ビタミンAは、細胞を活性化させて免疫力をアップ。そのほかビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンP(フラボノイド)、ミネラルも豊富です。ビタミンPはビタミンCの吸収をサポートするはたらきを持ち、毛細血管を丈夫にし、血液中のコレステロールを排除してくれます。

ピーマンの抗酸化作用で美肌に

ビタミンAやCにも抗酸化作用がありますが、緑色のピーマンが完熟して赤ピーマンになると皮に抗酸化作用が高い赤色色素カプサンチンが含まれるようになります。ビタミンAは粘膜や皮膚を健康に保ち、ビタミンCはしみ、そばかすなどメラニン色素が肌に沈着するのを防いだり、コラーゲンを生成。さらにビタミンD・Eは血行を促進するはたらきがあり肌の新陳代謝が高まるので、美肌を維持したい人には赤ピーマンはおすすめの食品です。


writer:松尾真佐代