米国で警察の武装ドローン配備が承認。スタンガンや催涙ガスなど非殺傷兵器を許可

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軍用だけでなく法執行機関の監視目的でも活用が進むドローンの話題。米国ノースダコタ州で、警察による武装ドローンの利用を承認する法案が可決されました。

法案では「非殺傷兵器に限り」搭載を許可しており、テイザー(ダート式スタンガン)や催涙ガス、銃器でゴム弾の発射、あるいは暴動鎮圧用の音響兵器などが解禁されたことになります。
武装ドローンといえば、米軍ではすでに遠隔操作兵器として運用の歴史があります。(最近「ドローン」といって連想されるマルチコプター型ではなく、UAVと呼ばれることが多い固定翼の飛行機型ドローン)。

しかしリンク先 The Daily Beast によれば、米国で武装ドローンの運用が許可されるのは今回のノースダコタ州警察が初めて。

そもそもは警察によるドローン利用に一定の歯止めをかけるため、ドローンによる監視や捜査に裁判所からの令状を必須とする内容の法案でした。そのなかに「ドローンへはいかなる武器の搭載も許可しない」との項目があったところ、ドローン産業からの支援を受けたロビー団体が議員に働きかけ、「非殺傷兵器である限り許可する」に書き換わったとの経緯が伝えられています。

(この「非殺傷兵器」についても、米国では法執行機関により広く使われるテイザーが含まれる点が話をややこしくしています。テイザーは有線式・無線式のダートを飛ばすスタンガン。分類としては非殺傷ですが、スタンガンなので状況や撃たれる側の健康状態により米国では年間数十人レベルで死者が発生しています。銃犯罪が日本とは桁違いに多く、警察官による市民の殺傷が大きな社会問題に発展している米国ではなおさらセンシティブな話題です。)

(警察官による黒人青年射殺に抗議するデモと、撮影ドローン(非武装)を伴った警察官