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リスナーへの愛ってなに?

2005年03月25日20時05分 / 提供:PJ

pj
リスナーを愛するのか、経営者を愛するのか

 ライブドア、フジサンケイグループのはざまで揺れるニッポン放送。経営者が代わった場合、番組に出演するか、降板するか、パーソナリティー(出演者)の意見も2つに割れている。

 「ライブドア傘下になった場合は降板する」。タレントのタモリ、野球解説者の江本孟紀、歌手の中島みゆきといったそうそうたる出演者らから、現経営陣を擁護する声が一斉に上がり、その意思は多数の新聞やテレビで報道された。

 しかしその一方で、番組を降りることは「リスナー無視」と批判するタレントもいる。人気お笑いタレント・ナインティナインの岡村隆史は、同局の深夜の看板番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」で、「ニッポン放送がそのリスナーを大切にしていますって言うてんのに、パーソナリティー自体がリスナーを無視してしまってる」と批判。さらにWEBサイト上で「リスナーを大事にしているのであれば、リスナーを無視して経営が変わったらパーソナリティを降りるという事を発表するのはよくないと思う。それでなくてもリスナーは不安やろうに・・・」とコメントを寄せた。

 お題目のように唱えられる「リスナーのため」。だが、果たして当のリスナーたちは、この騒動をどうとらえているのか。ニッポン放送を毎日聴くという“ヘビーリスナー”の男性会社員(21歳)は、出演者らの反応に「楽しい放送を送るのがプロだと思う。降板するといっている出演者はプロの自覚が足りないのでは」。別の男性会社員(26歳)は「タモリさんは岡村さんよりも先を見据えたプロフェッショナルな判断をしているのではないか?」と話す。リスナーの意見も二分されているようだ。

 番組制作歴10数年のラジオ局関係者は「パーソナリティを降りると言うのは、おかしいと思う。つきあいの可能性も捨てきれない。70年代の深夜放送ブームの時に育ったパーソナリティの発言は、ニッポン放送の今の経営陣と苦楽を共にしたという背景からで、心情的な発言であり、リスナーのためという意識はとはかけ離れているのではないだろうか」と疑問を呈する。さらに「あまりリスナー自身の姿が見えないのはなぜだ?ニッポン放送の亀渕社長はかわいそうだが、その発言に賛成できないのでリスナーがついてきていないのでは?リスナーの声がどこにあるのか。それを考えるべきだと思う」と語った。

 果たして本当のリスナーへの愛情とは何なのであろうか?「経営者の方針にとまどうのではなく、本当にリスナーの事を考え、リスナーの為に番組を伝えてほしい」と切に願う。【了】

*この原稿はPJ個人の見解であり、ライブドアの見解とは無関係です。*
 

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 辻 勝明

関連ワード:
PJ  中島みゆき  タモリ  ナインティナイン  ライブドア  
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