Doctors Me(ドクターズミー)- 雷に撃たれるとなる?「電撃傷」って何?

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落雷などで怪我をしたり命を失ったというニュースを、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。このように感電や落雷などで体に受傷することを電撃傷や雷撃傷といいます。今回は、電撃傷や雷撃傷について医師に伺いました。

電撃傷、その原因と影響

感電、落雷などの、電気的な外傷によって体に起こる損傷を電撃傷というのですが、落雷によるものは「雷撃傷」というケースもあります。これは、重篤なケースになる可能性が非常に高いので、一見軽少に見える被害でも、全身管理を必要とすることがほとんどです。
<電撃傷になると……>
・体内に電気が通ることで熱を受け、体の内側からやけどをする
・深い場所でのやけどのため、通常のやけどよりも症状は重篤
・損傷は少なくとも不整脈を起こす可能性がある
・時間の経過とともに損傷が広がることもある

その衝撃の威力とは!?

受傷した時の衝撃は、電圧や電流などその時、ケースによってさまざまではありますが、バチッとした刺激や痛みを感じることもあれば、落雷など激しい衝撃で意識がなくなることも多いでしょう。

電撃傷の後遺症

<ヒフ表面だけの電撃傷野場合>
一般のやけどとほぼ同じような経過をたどり、傷の状態や体質によって跡が残ることもあれば、きれいに元に戻ることもあります。
<内部にまで至る電撃傷の場合>
深部の血管が損傷を受けるため、遅れて出血が起こることがあります。また、電気によって神経が損傷されると、しびれ感や神経痛、運動障害が起こったり、またこれらの症状が後から襲ってくることもあります。受傷の程度によっては、四肢の切断などになることもあるでしょう。さらに体が部分的に欠損したり、変形することもあり、それらに対しては、皮膚移植などの形成外科的治療が必要となります。

医師からのアドバイス

受傷の度合いがひどいと、腎臓や心臓の機能が働かなくなったり、ショック状態に陥ってしまい、多臓器不全の状態になり、命を落とすこともあります。 電撃傷について知り、そのような状態の時ははやく受診するようにしましょうね。