刺激を受けたDF宮原の誓い「もう一度ここに呼ばれたい」

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[8.26 トレーニングマッチ U-22日本代表候補 1-2 京都]

 1点のビハインドを背負って迎えた試合終了間際。FW鎌田大地(鳥栖)のスルーパスから抜け出したFW金森健志(福岡)の折り返しに走り込んできたのは、中盤の底から飛び出したDF宮原和也(広島)だった。

 U-22日本代表候補に初招集された宮原は、後半開始からボランチの位置に入った。所属する広島では3バックに入ることも多く、ボランチでの出場は「(4月8日に行われた)ナビスコ杯の湘南戦以来」と語ったものの、「でも、自分の良さはどこのポジションでもプレーできるところなので、ポジションについてはどこでも大丈夫だと思っています」と自信を覗かせた。

 久し振りのボランチでの出場となったものの、「縦パスを意識していました」と語ったように、ボールを受けると攻撃をスピードアップさせようと視線を上へと向ける。後半42分には左サイドに開いた鎌田を見逃さずに鋭いパスを送ると、鎌田のクロスから前田直輝(松本)のゴールが生まれた。

 1-2と1点差に詰め寄ると、後半44分には宮原自身がゴールを脅かす。中盤の底から飛び出して金森のパスを呼び込むと、右足を振り抜く。しかし、ボールは相手GKの横っ飛びのセーブに阻まれてネットを揺らすには至らなかった。「もっと速いシュートなら入っていたかなと思ったので、あれは決めたかった」と唇を噛んだ。

 初となる代表候補での活動を通して感じたことは、「プレーの判断のスピードを上げる必要があるし、ワンタッチでのプレーも増やしていかないといけない。それと、皆の意識の高さに刺激を受けました」。大きな刺激を受けた男は広島に戻り、「自分に自信をもってプレーできるようにもっともっと成長して、もう一度ここに呼ばれたい」と再びこの場に戻って来ることを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)