「初めてだったので…」1アシストもFW鎌田が感じた課題

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[8.26 トレーニングマッチ U-22日本代表候補 1-2 京都]

 初招集だった。19歳の最年少だった。しかし、U-22日本代表候補初招集となったFW鎌田大地(鳥栖)は存在感を放ち、チーム唯一となる得点を導いた。

 ベンチスタートとなった鎌田に出番が訪れたのは0-2と2点をリードされて迎えた後半16分だった。「最初はトップ下でした」と語った鎌田は積極的に前線へと顔を出し、ボールを呼び込もうとする。後半に入り、なかなか攻撃のリズムを作れなかったU-22代表だが、鎌田が前線でボールキープして時間を生み出すことで、徐々に敵陣深くまで攻め込む場面を創出していった。

 後半20分には右サイドのMF前田直輝(松本)からパスを受けた鎌田自身がシュートまで持ち込んだが、GK杉本大地にストップされる。さらに同26分にはドリブル突破でPA内に進入してシュートを放つが、これも杉本に阻まれてしまった。しかし同42分、DF宮原和也(広島)のパスを左サイドで呼び込むと寄せてくる相手選手を振り切ってクロスを上げ、前田直のゴールをお膳立てした。「ボールをもらって中を見たら、味方がファーサイドに走っていたので、GKを越えたら入るかなと思いました」。

 初の対外試合で1アシストと結果を残したが、「他にもアシストできる場面もあったし、シュートを決められる場面もあったと思う。それで1アシストでは少ないと思います」と納得した表情は見せなかった。

 今回の京都合宿でU-22代表候補に初招集されただけに、チームメイトとの連係も発展途上だ。鎌田は裏のスペースを狙う動きやマークを外してパスを受けようとする動きを見せたが、ボールを呼び込むことができない場面も目立ち、そこは本人も課題として挙げている。

「ボールを持ったときは今までどおりにできる印象だったので、もっとボールに触れられれば良かったです。初めてだったので仕方のない部分はありますが、自分がどういう形でほしいかを伝えていき、味方の意見をしっかりと聞いていけば、もっとうまくボールに触れられると思う」

 初の代表候補での活動を終えて「一人ひとりの意識の高さを感じた」と語る19歳は、「鳥栖でレベルアップできるように、結果を出し続けるようにしたい」とさらなる成長を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)