悩んだ末の移籍で近付いた日の丸…MF川辺「磐田でのプレーを見せる」

写真拡大

 突然の招集だった。京都市内でのU-22代表候補のトレーニングキャンプも2日目を迎えた24日、MF川辺駿(磐田)の追加招集が発表された。

 川辺が連絡を受けたのは23日のJ2リーグ第30節徳島戦後、スタジアムからクラブハウスに向かうバスの車内でだった。「メッチャ急でしたけど、素直にうれしかった」と喜びを表したが、最初に発表されたメンバーの中に入っていなかったことに悔しさはあり、「ずっと、入りたい気持ちがありました」と明かしている。

 今季、下部組織から育った広島から、「悩んだ」末に磐田への期限付き移籍を決断した。開幕戦の後半38分からピッチに立って磐田デビューを飾ると、その後も途中出場が多いながらもコンスタントに出場機会をつかみ、第27節岡山戦では後半アディショナルタイムに決勝点となるJ初ゴールを記録。本人も磐田でのプレーが、今回の招集につながったと感じている。

「もしかしたら、広島に残っていたら、ここにいなかったかもしれませんし、磐田に来たから、ここに呼ばれたのかもしれません。そういう部分も含めて、磐田に来て良かったと思っています」

 25日に行われたフォーメーション練習ではボランチに入り、攻守に働いた。広島時代にはシャドーでのプレー経験もあるが、川辺はボランチにこだわりを見せている。「自分では、ボランチの方が絶対に合っていると思います。磐田でもボランチでプレーして、そこの部分が評価されていると思う」。

 26日に行われる京都との練習試合に向けて、「磐田でのプレーが評価されたと思うので、普段やっていることを出したい。縦に行けることやパスなど、自分の特長を出していきたいです」と意気込みを示した。今回、最後の最後で招集された19歳は、与えられたチャンスでのアピールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)