ついつい使ってしまう飲み代。1ヵ月間、記録してみると、すごい金額に!

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「口さみしいときのお菓子代」「ランチ後に飲みたくなるコーヒー代」など、日々の生活の中で「つい使ってしまう出費」が、誰でも1つや2つはあるはずです。そうした出費の恐ろしさについてお話しします。

38歳サラリーマンのAさん。
酒場めぐりが、意外な出費に……

 以前の連載でご紹介した通り、1行家計簿は「よく使いがちで節約したい出費」を1つ記録するものです。既存の家計簿のように、すべての出費を記録する必要はありません。

 これだけなのに、なぜお金を貯めたり、節約ができたりするのでしょうか。実例をもとに見ていきましょう。

 Aさんは、38歳のサラリーマン。会社帰りにちょっと酒場に寄って、お酒とおつまみ数点を軽く楽しんで帰ることが日課になっていました。

 その出費も1500〜2500円程度。しかし、時に友人や同僚と飲みに行くこともあり、その場合の出費は一気に跳ね上がります。この酒場めぐりが楽しみではありますが、お金が一向に手元に残らない気がして、少し不安を感じていました。

 貯金残高が増えるのは、ボーナスが支給された時くらい。それ以外では、貯金が増えているのか、減っているのかも記憶にありません。

 酒場めぐりがクセになっているような気もして、この「飲み代」を1行家計簿で記録してみました。結果、1ヵ月に5万4320円も使っていたことがわかりました。飲みに行った回数は14回。1回当たりの出費額は、3880円でした。(54320÷14=3880)

 出費回数が多く、1回当たりの出費額も多いという状況に陥っていたAさん。このペースで出費を続けていった場合、なんとAさんは1年間に65万円以上も飲み代に費やすことになってしまいます(54320×12=651840)。

 この金額をみて驚いたAさんは、健康診断で様々な数値の指摘があったこともあり、早速、この「飲み代」を改善していこうと決意しました。

「いくら使ったかを把握できない出費」を
なくそう!

 月に14回、つまり2日に1回は飲みに行っていた計算になります。いきなり「一切の飲み代を削る」ということは無理なので、まず翌月は、この3分の1の回数を目指すことに。つまり、毎週1日、金曜か木曜に、ご褒美がてら飲みに行くことにしました。

 また、1回当たりの出費額も、特に立ち飲みなどでの1人飲みの時には、2000円を超えないようにしてみました。結果、

 ・回数:14回→6回
 ・1回当たりの出費額:3880円→3475円

 とすることができ、月の出費は20850円まで減らすことができました。1回当たりの出費額は微減なものの、回数を大きく減らしたので、結果として、「1ヵ月で約3万3000円」も浮かせることができたのです。これを1年間続けることができれば、

 ・年:約40万円

 もの金額を浮かせられる計算になります。

「節約しているのにお金が貯まらない」「いつの間にかお金が減っている」という方も多いかと思います。その原因は、Aさんの飲み代のような、「日々ついつい使ってしまい、いくら使ったかを把握できない出費」があるためです。

 他にも「コンビニ代」「お菓子代」「コーヒー代」などが、「日々ついつい使ってしまい、いくら使ったかを把握できない出費」になりがちです。身に覚えはありませんか?

 節約ターゲットを絞る1行家計簿を活用して、自由になるお金を、自分で生み出してみてください。