D23 Expo 2015詳報:ディズニー・ランドに待望の「スター・ウォーズ」エリア、何ができる?

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遠くない将来、アナハイムとオーランドで「スター・ウォーズ」が現実に――。ウォルト・ディズニー・カンパニーは、とうとう「スター・ウォーズ」をテーマにしたエリアを、アナハイムのディズニーランド、そしてオーランドのウォルト・ディズニー・ワールドにあるディズニー・ハリウッド・スタジオにオープンすることを正式に発表しました。Engadgetでは、この発表のあった「D23 Expo 2015」(2年に一度カリフォルニアで開催しているディズニー公式ファンクラブ「D23」主催のファンイベント)の発表現場を様子などを2回に分けてリポート。今回は発表会や発表に至る経緯を解説します。スター・ウォーズ・ローンチベイや東京でのスター・ウォーズエリア開設を大胆予想についてはこちら。これまでにもディズニーのボブ・アイガーCEOがことあるごとに示唆していたスター・ウォーズのエリアが、2つのパークに登場するのはとてもうれしいこと。発表があったのは、世界中からディズニーファンが集まった、究極のファンイベント「D23 Expo 2015」でした。ファンが集結していただけに、ほぼ全ての来場者が何らかの発表があることはうすうす感づいていたのですが、8月15日午後に予定していたテーマパーク部門の発表ではなく、スター・ウォーズをはじめとするディズニーの実写映画部門においてのサプライズ発表となり、会場はしばし騒然としたのがとても印象的でした。そのときの様子は、ディズニーパークス公式ブログでも取りあげています。Star Wars-Themed Lands Coming to Walt Disney World and Disneyland Resorts

ジョージ・ルーカスとディズニーの関係は

ご存じのように「スター・ウォーズ」は監督、ジョージ・ルーカスが作り出した世界観を、1977年からスタートしたエピソード4〜6の旧三部作、そして1999年からスタートしたエピソード1〜3の新三部作、計6本の作品として作られた壮大なストーリーです。2012年10月にはウォルト・ディズニー・カンパニーがルーカスフィルムを買収、2015年12月に待望のエピソード7「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開します。実はそれ以前にもルーカスフィルム、そしてジョージ・ルーカスとディズニーのつながりがあります。代表格は現在も大人気のアトラクション「スター・ツアーズ」。オリジナルのスター・ツアーズは1987年に本家ディズニーランドに登場し、今では"エピソード3.5"に相当する時間軸にリニューアルした「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」が稼働しています。その他にも、ルーカスフィルムのもう1つの代表作「インディ・ジョーンズ」をテーマにしたスタントショー「インディ・ジョーンズ・エピック・スタント・スペクタキュラー(Indiana Jones Epic Stunt Spectacular)」をフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドで開催中。東京ディズニーシーでも大人気の「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー: クリスタルスカルの魔宮」などで協業しています。さらにはフランシス・コッポラ、マイケル・ジャクソンと手を組んだ「キャプテンEO」もジョージ・ルーカスの仕事。これらの功績をたたえ、ウォルト・ディズニー・カンパニーでは「ディズニー・レジェンド」という賞を授与しています。写真:ディズニーの世界で大きな功績を残した者に送られる「ディズニー・レジェンド」授与式に登場したジョージ・ルーカス。中央はディズニーのボブ・アイガーCEO

待望の「スター・ウォーズ」エリア、何ができる?

さて「スター・ウォーズ」エリアについてまとめましょう。まだ正式名称がなく、ファンからは「スター・ウォーズ・ランド」などと呼ばれているこのエリアは、その広さが14エーカー(約5万7000平方メートル)と、ディズニーランドにとってはこれまでになく大きなエリア拡張になります。公表したアトラクションは2つで、1つはあの「ミレニアム・ファルコン」に乗り、銀河をハイスピードでめぐるというもの、もう1つはゲストが銀河戦争の兵士として戦いに参加できるもの、としています。まだ公式アート数枚とわずか2分程度の映像しか公開していません。ディズニーのパーク&リゾート部門を統括するボブ・チャペック氏このエリアには、スター・ウォーズ世界のクリーチャーたちも登場しますちょうど隠れてしまいましたが、子どもがミッキーハットをかぶっている姿も公式アートにはミレニアム・ファルコン号も! アトラクションとして登場することを明言しましたそしてこのエリアは、アトラクション以外にも多数のレストランやアクティビティを用意しているとのこと。特に、エピソード4に登場した、モス・アイズリーのあの酒場(Chalmun's Cantina)を再現したレストランなどは、ファンならば感涙するほどの場所でしょう。スター・ウォーズエリアのレストランはもちろんあの酒場いまのところ「正式に発表」以上の情報はほとんどありません。着工は遅くとも2017年の終わりとされていて、正式なオープン時期も未発表です。

どこにできる? ヒントからめぐる場所探し

とはいえ、いくつかのヒントがありますので、まずはそこを深掘りしていきましょう。最初は「場所」。フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニー・ハリウッド・スタジオにおいては、現在多数のアトラクションが休止しているだけでなく、用地に余裕があるため、パークの外周部にある駐車場を一部移転して、スター・ウォーズエリアを作り出すと考えられます。ところが、アナハイムのディズニーランドは周りを高速道路やホテルが取り囲んでいるため、14エーカーもの土地を作り出すことも一苦労です。そこで、現在ディズニーは周辺の土地を順次買収しており、まずはバックステージに広がる施設を外に移設し、そのエリアを含めた場所をスター・ウォーズエリアにすると考えられています。そしてその場所とは、ビッグ・サンダー・マウンテンの裏手にある「ビッグ・サンダー・ランチ(Big Thunder Ranch)」と呼ばれるエリア。ここには現在、いっぱいのヤギとふれあえるという、ディズニーランドらしい場所。実は当初、東京ディズニーランドにも存在する、オリジナルの「トゥーンタウン」がスター・ウォーズエリアになる、といううわさがあったのですが、公式アカウントであるDisneyland Todayはその話を否定しています。ミッキーが大好きなファンにとっては、胸をなで下ろすコメントでした(個人的にはヤギさんたちの行方が気になりますが)。 図:スター・ウォーズエリアを予想。赤枠が現在のビッグ・サンダー・ランチで、青枠が現在のバックステージを含めた予想エリア実はこの大拡張の話は、ロサンゼルスのアナハイム市における市議会の資料から浮かび上がっていたりします。2015年7月8日にはウォルト・ディズニー・カンパニーがディズニーランド周辺において多額の投資を行い、現地の雇用を確保することと引き替えに、入園チケットにかかる税金を長期的に免除する法案が可決成立、この中には「遅くとも2017年までに着工する」「投資額は総額10億ドル」ということが明らかになっていました。地元紙OC Registerは6月の時点でさまざまな可能性を予想していて、その1つが当たった......というわけです。 次回は、スター・ウォーズエリアのオープン前にそこで楽しめることを一足先に学べる施設「スター・ウォーズ・ローンチベイ(Star Wars Launch Bay)」の解説と、東京でのオープンについて予想します。