百貨店のクレジットカードは多数あるが、どのカードがお得なのだろうか。高還元率のカードと、そのお得な使い方を消費生活評論家の岩田昭男さんに聞きました。

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 さまざまある百貨店のクレジットカードのうち、安定してポイントを稼げるカードは、タカシマヤカード(通称「赤のカード」)です。ポイント還元率が、タカシマヤでの利用100円(税抜)ごとに8%と高く、30年もの間、人気を集め続けています。

 貯まったポイントは「お買物券」に交換して、次回の買い物に利用できます。そうした仕組みのものは以前はたくさんありましたが、最近ではこのカードくらいになりました。昨今の百貨店系カードのシステムは、前年度の利用金額をポイント還元率に反映する“累進性”が主流です。利用金額が高い方が還元率も高くなり、使えば使うほどお得になります。

 しかし、100万円使って翌年に10%の還元率をゲットしたとしても、その年にあまり買い物をしなければたちまち5%に落ちたりするので、気が気ではありません。それに比べて、最初から8%と確定しているタカシマヤカードは安心です。8%という還元率は、ポイント累進性のカードであれば、だいたい年間50万円以上利用した人が獲得するレベルになります。それを最初から提供してくれるのですから、太っ腹といえるでしょう。

 さらに、クレジット決済ではなく、現金かタカシマヤ(または百貨店)ギフトカードで支払っても、カードを提示すれば同等のポイントが付与されます。「今月はクレジットを使いすぎたから抑えたい」と現金払いで買い物をした時も、ポイントを得られるわけです。

 獲得したポイントは毎月末日で集計され、翌月23日以降にお買物券に交換できます(2000ポイント=2000円のお買物券に交換可)。タカシマヤでの通常利用2万5000円(税抜)で、2000ポイントになります。お買物券には使用期限がないので、じっくり貯めて大きな買い物に使うという楽しみ方も可能です。

 もっとポイントを貯めたい人は、「ポイントアップ特別ご優待会」期間が狙い目です。この時期はポイントが10%になるので見逃せません。

 それを待ちきれない人には、裏ワザの“2枚使い”がおすすめです。タカシマヤカードには、他にタカシマヤセゾンカード(通称「白のカード」)があり、年会費が、赤のカードは初年度無料、次年度から200円(税別)であるのに対し、こちらは永久無料。しかも、タカシマヤ以外の加盟店で使った時、1%のタカシマヤポイントが付きます。これを赤のカードと使い分けるのです(赤のカードの場合は0.5%)。

 タカシマヤ店内では赤のカードを使い8%のポイントをゲット、タカシマヤ以外での買い物には白のカードを使って1%を獲得します。白のカードを使えば、タカシマヤ以外での利用計40万円で、お買物券が1枚(2000円分)多くもらえることになります。

 ご自分の利用状況に合わせて、ぜひ2枚使いのワザを活用してみてください。

※女性セブン2015年9月3日号