DIYブームの中、アクセサリーを手作りする女性もじわじわ増えている。好きな素材やキットで自作したアクセサリーは、身につけるだけでなく、ブログやSNSで紹介したり、ネットで販売したりと様々な楽しみ方でも広がりを見せている。

安くて多彩なクラフト材料が、100円ショップやホームセンターなど色んな店でも扱われるようになり、気軽に入手できるようになってきたのも人気の秘訣だろう。ビーズ、レジン、粘土、アクセサリー用のパーツなど、バラエティに富んだ材料がある中で、今回は、根強い人気のプラスチックねんど「おゆまる」に焦点をあててみた。

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「おゆまる」は、消しゴムの「はんけしくん」「まとまるくん」を販売する文具メーカー・ヒノデワシ株式会社の製品で、80度以上の湯につけると柔らかくなり造形できる。何色もあるので、色を混ぜることもできるし、手が汚れることもない。みんな、どのように使っているのか見てみると、

・これは、おゆまるを何色か混ぜて丸めたピアス
・クッキー型でお花を作り、ヘアゴムに!
・ハリーポッターの百味ビーンズをマネしてピアス作ってみました

と、ハンドメイド・アクセサリーはもちろんのこと、他にも用途の幅が広く、

・おゆまるで100個くまグミ、作りました〜!
・かき氷フェイクです!おろし器でおろしたおゆまる、想像以上に氷っぽい
・失敗した作品を再びお湯につけてスーパーボールに。めっちゃ跳ねます
・嵐キーホルダー、おゆまるってやつにアクリル絵の具で色を混ぜて作りました

フェイクスイーツやスーパーボールなど、いろんなものを作って楽しんでいる。中にはクオリティの高いものもあり、「もっと極めたい」とハマっている人も。

また、

・レジンのアクセサリー作りに挑戦!まずは100均のおゆまるで型とりです
・おゆまるで、このような型が取れました。この中にパテを盛って複製ができます
・おゆまるで型を取ってエポキシ樹脂を流し込んで、欠けてるパーツを修正します

と、作品の型取り用に活用している人や、

・よく倒れるうちのフィギュアを固定してみた
・おゆまるでキンドルの滑り止めを作ってみました
・歯を傷めないように、ニッパー入れのコップの底に敷いています、いい感じ

固定や緩衝材に役立てている人も多く、工夫次第では、実に使えるヤツらしいのだ。

こうして見ると、便利さを実感しているのは大人が中心のようだが、1988年に発売されたという「おゆまる」。子どものおもちゃとしての歴史も長く、

・あまりの暑さで子どもを外に出せない時、部屋で楽しめます
・長い夏休み、おゆまるくん大活躍!家の中で時間が潰れるから助かります
・こないだの台風の時、子ども達暇だったので親子でチャレンジ

と、今年の夏休みも大活躍。

子どもにも大人にも人気のロングセラーは、DIYブームに乗って、ますます重宝な道具として広がっていきそうだ。

(高宮真琴)