U22代表候補合宿がスタート…メンバー入りへ鎌田ら新戦力が闘志を燃やす

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文=川端暁彦

 8月23日、リオ五輪を目指すU−22日本代表候補が京都府内での強化合宿をスタートさせた。初日の練習は京都府の東山高校総合グラウンドにて行われ、J2リーグの試合がある選手を除き、トレーニングパートナーとして参加することになったGK永石拓海(福岡大学)を含む15名が参加。夕方の練習ながら暑さも残る中で汗を流した。

 会場となった東山高校の卒業生であり、今回初招集となったFW鎌田大地(サガン鳥栖)は「懐かしいですけど、たくさん走らされた思い出がよみがえります」と苦笑い。自他共に認める「人見知り」であり、しかも最年少での参加ということでなじめるかどうかが心配されたが、北京五輪代表選手だった鳥栖の同僚FW谷口博之から代表での振る舞いについて事前のレクチャーも受けていたそうで、自然と輪の中に入っていった。

 練習はこの鎌田とDF岩波拓也(ヴィッセル神戸)、植田直通(鹿島アントラーズ)、MF野津田岳人(サンフレッチェ広島)、FW小屋松知哉(名古屋グランパス)が、前日のJ1リーグの試合に出ていたため別メニュー調整となり(また追加招集で合流したDF室屋成も途中から別メニュー)、練習は実質9名(うちGK2名)。スクエアパス(4人1組でのパス回し)からフィットネスの要素を取り入れたクリアの練習など短い時間で負荷をかけるトレーニングをこなした。本格的なトレーニングは明日からということになりそうだ。

 手倉森誠監督は来年1月のAFC・U−23選手権(リオ五輪アジア最終予選を兼ねる)に向けて、「『まだ半年ある』と思ってしまうのか、『もう半年しかない』と思えるのか。このチームには世界に打って出る使命があるし、選手には覚悟が必要だ」と呼び掛け、もう数回しか残っていない合宿期間で少しでもチーム力を高められるよう、個々の選手に奮起を求めた。

 また新戦力として招集した鎌田については「ずっと(Jリーグで)好調を維持しているし、僕が視察した試合(モンテディオ山形戦)でも点を取っている。それも縁だし、確実に何か『持っている』選手だなと思う」と評価。また明日から合流となった、これまた初代表のMF内田航平(水戸ホーリーホック)についても「アジア予選はフィジカルの部分が必要になってくるし、内田はタックルしてもされても頑丈さのある選手。そのフィジカルを生かす部分に加えて、戦術的な理解ができるのかをしっかりテストしたい」とコメントした。

 J2組が合流してメンバーもそろう明日から本格的なトレーニングを始めるU−22代表は最終日の26日には地元・京都サンガF.C.と練習試合を実施する。当落線上の選手たちはその一戦に向けて、「結果を残してメンバーに入りたい」(鎌田)、「4日間を大事にやって、そこ(練習試合)でどれだけできるかだと思う」(DF宮原和也)と、それぞれ闘志を燃やしていた。