子どもの「銀行」口座開設どこがいい? 主要7銀行のメリット&必要なものまとめ
お誕生日や進学などの記念に、お年玉やお小遣いなどを貯める方法として、など、そろそろ子ども名義の銀行口座を開設してもよいかな、と考えているパパやママもいらっしゃるかもしれません。
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でも、都市銀行や地方銀行、ゆうちょ銀行など、いくつもの銀行の中からどの銀行を選ぶのがよいか、ちょっと迷ってしまいますね。
今回は、たくさんある銀行の中からいくつかをピックアップして、そのメリットや口座の開設方法などをご紹介します。
計画的に貯めると20歳でいくら貯まる?
さて、例えば、0歳から貯金をはじめたらどうなるかを簡単に計算してみましょう。
0歳から毎月500円を貯金した場合、
500円×12か月で6,000円になりますので、3歳で18,000円、10歳で60,000円、20歳で12万円を貯蓄することができます。
仮に毎月1,000円貯めたとすると、
20歳の時に24万円、5,000円貯めたとすると120万円、
10,000円貯めたとすると、240万円が貯まることになります。
お年玉やお小遣い、臨時収入などは加算されておらず、かなり単純な計算ですが、毎月5,000円や10,000円と貯めることができたら、20歳の時には結構な金額になりますね。
しかも子どもの将来のために使えるお金ですので、少しずつでも貯めていくとよいかもしれません。
各銀行のメリットや口座開設方法をご紹介
多くの銀行が、親権者の申請によって子ども名義の口座を開くことができます。ただし銀行によって年齢に制限があったり、用意する書類、開設の手順が少しずつ違うようです。
それでは、以下いくつかの銀行のメリットや口座開設方法をご紹介します。
「ゆうちょ銀行」のメリット・申し込み方法・用意するもの 「東京三菱UFJ銀行」のメリット・申し込み方法・用意するもの 「みずほ銀行」のメリット・申し込み方法・用意するもの 「三井住友銀行」のメリット・申し込み方法・用意するもの 「新生銀行」のメリット・申し込み方法・用意するもの 「イオン銀行」のメリット・申し込み方法・用意するもの 「楽天銀行」のメリット・申し込み方法・用意するもの 口座開設のポイントとまとめゆうちょ銀行
日本全国ほぼどこにでも郵便局があり、ATMを見つけやすいゆうちょ銀行。2015年9月1日から11月30日まで、期間中にゆうちょ銀行・郵便局にて通常預金口座を開設した0歳の子どもに2016年1月以降に1,000円のお年玉が振り込まれる「はじめてのお年玉キャンペーン」がはじまります。
■メリット
郵便局にATMが併設されているので、北海道から沖縄までほぼどこでも窓口を見つけることができる。 ファミリーマートのATMでの入出金の手数料無料■申し込み方法
店頭での申し込み 20歳以下の子が口座を開くためには親の同伴が必要。■口座開設にあたって用意するもの
親の身分証明証(免許証、保険証など) 子どもの健康保険証 銀行印確認書類について、詳しくはゆうちょ銀行のサイトでご確認ください。
東京三菱UFJ銀行
知名度と安心感では抜群のメガバンク。テレビ窓口でも口座開設ができる。
■メリット
東京三菱UFJ銀行のATMで、毎日8:45〜21:00の間手数料が無料 Eco通帳(インターネット通帳)利用可能で、記帳や繰り越しが不要で、通帳をなくす心配がない。 インターネットバンキング(三菱東京UFJダイレクト)を利用すると、過去2年分の明細を確認することができる テレビ窓口で相談や口座開設が可能■申し込み方法(店頭)
近くの支店での申し込みが必要。 未成年の場合は、親権者による手続きが必要。(できれば子どもと一緒に来店する方がスムーズに手続きが進む。) 手続きの際は、親子の続柄が分かる確認書類(保険証、運転免許証、パスポート、年金手帳、母子手帳など)を提示(ただし、事情により親権者が手続きできない場合は、親権者から祖父母を代理人とする「代理人届」または「委任状」を提出する。) 印鑑持参■申し込み方法(メールオーダー)
子どもの来店が困難な場合は、メールオーダーも可能。 口座名義人が15歳以上20歳未満の場合は子どもの直筆による口座開設書類を親権者が持参することもできる(15歳未満の場合は親権者による口座開設申込書の記入も可能)。 必要書類は住民票の写し、住民票記載事項証明書、印鑑証明書または、公共料金の請求書、領収書+運転免許証、各種保険証、パスポート、国民年金手帳など。 子どもと一緒の来店や直筆による口座開設書類の記入が困難な場合は事前に口座開設希望の支店へご相談を。それぞれの申込方法によって、本人確認書類が異なりますので、詳しくは東京三菱UFJ銀行のサイトでご確認ください。
みずほ銀行
メガバンクであること、また、イオン銀行と提携しているため、イオンやダイエー、ミニストップマックスバリュー、などで昼間の利用手数料が無料で出入金ができるのが魅力。
■メリット
全国約6,700拠点のATMネットワーク 条件をクリアすればATM時間外手数料が無料、コンビニATM(イーネット・ローソン・セブン銀行)利用手数料・時間外手数料が月4回まで無料になる。 インターネットバンキングが24時間利用可能■申し込み方法(店頭)
子どもが20歳未満の場合、店頭で親権者等法定代理人(両親等)が本人に代わって口座を作成可能。 必要な書類は子どもの本人確認書類(保険証、パスポート、年金手帳、母子手帳など)手続きをする人が子どもの親権者等、法定代理人であることが確認できる書類
例:住民票・健康保険証・母子手帳など(父母等の住所・生年月日の記載がある本人確認書類)
印鑑持参本人確認書類については、みずほ銀行のサイトでご確認ください。
三井住友銀行
メガバンクの1つ三井住友銀行。2015年8月31日まで「三井住友銀行で口座を作ろう」キャンペーン実施中。0歳から15歳の子どもの口座を新規で開設すると、ちょっとしたプレゼントがもらえます。
■メリット
毎月25日・26日は、三井住友銀行本支店ATMのATM時間外手数料(108円<消費税込>/回)が終日無料 SMBCファーストパック デビュー(満18歳以上満23歳以下の学生に得点の付くサービス。「当月」にSMBCファーストパック デビュー契約口座から携帯電話の利用代金の引き落としがあれば、翌々月の本支店ATMのATM時間外手数料(108円<消費税込>/回)が無料、電子メールお知らせサービスが無料になる。ただし24歳の誕生日にファーストパックは解約される。) SMBCポイントバックサービス。条件を満たすとコンビニATMに加えてゆうちょ銀行ATMのATM時間外手数料(108円<消費税込>/回)やATM利用手数料(108円<消費税込>/回)が「月4回」まで無料になる■申し込み方法(店頭)
店頭での申し込み 必要書類は、口座名義人となる子供の親権者等法定代理人であることを確認できる書類(住民票、健康保険証等) 来店した人および子どもの本人確認資料(健康保険証、パスポート、運転免許証等) 印鑑本人確認書類については、三井住友銀行のサイトでご確認ください。
新生銀行
年齢制限なく口座をつくることができ、ゆうちょやセブンイレブン、ファミリーマートなどでも無料で入出金ができるのが便利。
■メリット
ATMの入手金手数料が無料 新生銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行、イーネット(ファミリーマート等に設置)、ローソンATMなどで入出金手数料が無料 新生銀行との取引状況に応じて、インターネットバンキングからの他校への振込手数料の無料回数が増える。新生スタンダード(月1回)・新生ゴールド(月5回)・新生プラチナ(月10回) いつものキャッシュカードで海外のATMでも引き出し可能。「Plus」の表示がある世界200以上の国と地域、200万台のATMで現地通貨を引き出すことができます。 カラフルな32種類のキャッシュカードの中から好きな色を選ぶことができる。■申し込み方法(店頭)
本人(子ども)と親権者で来店する 13歳未満の場合:新生総合口座パワーフレックスを持っているいずれかの親権者の方にのみ取引が可能(子どもが18歳以上はの場合は親権者の口座開設は必要なし) 必要書類は、法定代理人による取引の届出書(店頭用)、未成年者の住所・氏名・生年月日の記載があり、かつ、親権関係の確認のため、親権者との続柄(「子」など)が記載されている本人確認書類を持参(住民票の写し、各種保険証、戸籍謄本(全部事項証明書))など 印鑑本人確認書類については、新生銀行のサイト(店頭申込み用)をご確認ください。
■申し込み方法(郵送)
13歳未満の場合:新生総合口座パワーフレックスをお持っているいずれかの親権者の方にのみ取引が可能(子どもが18歳以上はの場合は親権者の口座開設は必要なし) 必要書類は、法定代理人による取引の届出書と公的書類の原本(住民票の写し、戸籍謄本(全部事項証明書))の1点または各種健康保険証のコピー+公共料金の領収書、請求書の原本(申込書と同じ住所、何の領収書かわかるもの、発行日の記載があるもの、領収書や請求書の名義が本人のものでなくても苗字が一致していれば可能)本人確認書類については、新生銀行のサイト(郵送用)をご確認ください。
イオン銀行
イオン銀行のATMなら365日24時間ATM手数料が0円。全国に5,000台以上設置されていて、土日も休日も夜間(店舗の営業時間内に利用可)も時間を気にしなくてよいのが便利。今までもゴールデンウィークや冬休みにこども預金(※すでに総合口座を開設している人対象の定期預金)口座開設キャンペーンが行われており、現在も2015年8月31日までこども預金キャンペーンが行われています。
■メリット
365日24時間ATM手数料無料。 ATMはイオンの各店舗はもちろん、マックスバリュー、アコレ、ダイエー、ピーコック、マルエツ、いなげや、ミニストップなどにも設置されているので使い勝手がいい。 イオン銀行間の取引なら365時間24時間振込手数料無料 イオン銀行の店舗は、店舗は年中無休21時まで営業。 条件によってWAONポイントがたまる■申し込み方法(店頭)
店頭にて申し込み 必要書類は、口座名義人となる子どもの親権者等法定代理人であることを確認できる書類(住民票、健康保険証等) 来店した人および子どもの本人確認資料(健康保険証、パスポート、運転免許証等) 印鑑本人確認書類については、イオン銀行のサイトをご確認ください。
楽天銀行
ショッピングモール「楽天市場」や楽天が提供するサービスを利用しているならポイントも貯まるインターネット銀行。
■メリット
口座数ネット銀行ナンバーワンの最大級インターネットバンク 新規口座開設で6ヶ月間、月5回無料(2015年8月現在) 楽天IDを持っていれば、ハッピープログラムに登録することで、貯金額や資産残高、サービス利用状況によって、ATM手数料無料の回数や楽天ポイントの獲得倍率が変わります。■申し込み方法(インターネット)
申し込みはインターネットで完了。後ほど確認書類の提出などが必要。 12歳以下の場合は親権者が代理して手続きする。 開設時の本人確認は郵送とアプリの利用が可能 必要書類は、健康保険証、パスポート、住民票・住民基本台帳カードのコピー、印鑑登録証明書など(郵送かアプリで本人確認書類を送付する)本人確認書類につきましては、楽天銀行のサイトでご確認ください。
■口座開設のポイント
窓口で親権者が申請する場合、0歳でも口座がつくれる場合が多い。(本人と一緒に来店するとスムーズ) 15歳になると親が代理で口座を開けず、本人の手続きが必要な銀行もあるのでご確認を。 銀行印は親と同じものが利用できることも多いが、大きくなってからもその口座を使うことを考えると、別の銀行印を用意してもよい。 児童手当などは親権者の口座に入金されるので、親子で同じ銀行だと送金の手数料が無料など便利。 銀行印は下の名前だけでもOK。(「陽菜」「大地」などお子さんの名前だけの印鑑も利用することができます)■まとめ
今回は、いくつかの代表的な銀行についてご紹介しました。
それぞれの銀行が設定している金利なども加味するとさらに、判断基準が広がるかもしれませんね。金利は0.025%くらいから預けた年数によって0.1%(10年)くらいまで上昇するところもありますが、キャンペーンなどがあったりと変動があります。子どもの口座なので運用という視点より、つくりやすさ、使いやすさに重きを置いてご紹介しました。
銀行口座は同じ銀行で1つしか作ることができないので、これから長く使っていくことを考えると、気軽に入出金をすることができ、さらに、銀行のATMはもちろん、コンビニのATMや他行でも手数料無料の時間帯の幅が広いところが、子どもにとっても使いやすいのではないでしょうか。
もしかしたら、お気に入りのキャラクターのキャッシュカードや通帳がいい! なんて選択の方法もあるかもしれません。
子どもに贈る初めての銀行口座。
ご家族やお子さんの生活スタイルに合った口座を選んであげてくださいね。